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『「子供を殺してください」という親たち』 / 押川 剛

2015/10/07
自らは病気の自覚のない、精神を病んだ人を説得して医療につなげてきた著者の許には、万策尽きて疲れ果てた親がやってくる。過度の教育圧力に潰れたエリート息子、酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘・・・・・。究極の育児・教育の失敗ともいえる事例から見えてくることを分析し、その対策を検討する。現代の必読、衝撃のノンフィクション。(裏表紙より抜粋)

「子供を殺してください」という親たち (新潮文庫)
「子供を殺してください」という親たち (新潮文庫)押川 剛

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たまたま見たテレビ番組(2015.7.15放送 TBSテレビ【水トク!】『THE 説得』)で、押川 剛さんのことを知り、手にとってみました。

著者が若くして立ち上げた警備会社の従業員がある日、精神疾患を発症したとのこと。なすすべもないまま状態がひどくなり、結局、従業員は両親に迎えに来てもらい、故郷に帰ることになったのですが、のちに両親から「本人が入院を嫌がって暴れ、大人三人がかりで縛って連れて行った」という話を聞き、深く心を痛めた体験が、説得による「精神障害者移送サービス」を始めるきっかけとなったようです。

著書の中では、「精神障害者移送サービス」という仕事の中で出会った様々な家族のケースをいくつか取り上げ、詳細に記述しています。読んでいるだけでも、厳しい現場の状況が伝わってくるようでした。本当は行政が動かなければいけない場面で行政が動かない、動けないような現実とか、警察とのやり取り、精神保健福祉法とか精神科病院の状況などなど、はっきり言って私には難しい内容でもありました。

ただ、時折テレビ等のニュースで目にする残虐な事件、ああいった事件が発生する背景には少なからず犯人のこういった家族関係の不和などの要因もあることを拭い切れず、改めて家族とは?社会とは?と問いたくなる、そんな気持ちになりました。これを読めば、今後、ニュースを見る視点が少し変わるような気がします。


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09:00 ・【アドバイス系・参考系の本】 | コメント(0) | トラックバック(0)
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