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『夏の葬列』 / 山川 方夫

2014/12/03
ご無沙汰しております!いろいろと落ち着かない日々が続いておりまして、ブログ更新にまで手が回らない日々が続いておりました。心配してくださっていた方、おられるかどうかわかりませんが、どんぐりぼうやは元気にしておりますので、ひとまずご安心を(笑)今後も更新は頻繁に出来ないとは思いますが、ブログを閉鎖するつもりはありませんので、合間を縫ってぽつり、ぽつりでも更新できたらと思っています。

実は、更新できない間にも、本は何冊か読んではおりまして。長いこと更新していないと、広告がうるさいので、久しぶりに本の紹介をしておきますね。一番最近読んだ本は、こちらになります。

夏の葬列 (集英社文庫)
夏の葬列 (集英社文庫)山川 方夫

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安南の王子 (集英社文庫) 親しい友人たち (山川方夫ミステリ傑作選) (創元推理文庫) 君の波が聞こえる (新潮文庫) 町工場・スーパーなものづくり (ちくま文庫) いつも彼らはどこかに (新潮文庫)


本のタイトルになっている「夏の葬列」以外にも、短編のお話がいくつか集まって1冊になっている本になります。ネットでいろいろと調べている時に偶然目にしまして、なんでも中2の国語の教科書に採用されているお話だということで、気になって読んでみたわけですが。

私も中学の時に読んだのかどうか?覚えていないので大人になって初めて読んだのだと思いますが。ハッピーエンドのお話ではないんですね。まずそこに驚きが。小学校の授業で出てくるお話って、あーだこーだあっても、結局最後には、お互い気持ちがわかりあって、ハッピーエンドで終わることが多いと思うのですが、中学の教科書に採用されるお話って、こういうんだったっけ?と驚きました。

戦時中、子どもだった男性が体験したことにまつわるお話。自分が助かるためにとっさにとったある行動をいつまでも悔やんだまま大人になります。その子が大人になったある日、子どもの頃からずっと引きずっていた思いを断ち切るために、疎開先の地へ再び足を踏み入れるのですが・・・・

まさに衝撃的な展開です。心痛とはこのことを言うのでしょう。後悔先に立たず。やり直しの効かぬことがあるのだ、ということを深く心に刻むに相応しい1冊です。

他の短編も、心がざわつくようなストーリーばかりです。でも、心の描写・表現力には目を見張るものがあります。私が今まで読んだことのある本とは全く違う視点での作品ばかりだったので、ある意味、新鮮な気持ちで読ませてもらいました。もうちょっと付け加えさせてもらうと、「夏の葬列」以外のお話は、大人向けのお話のように思います。興味のある方は是非読んで、心をざわつかせてみてはいかがでしょうか(笑)



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