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『ツェねずみ』 / 宮沢賢治

2013/03/21
ツェねずみ (ミキハウスの宮沢賢治絵本)
ツェねずみ (ミキハウスの宮沢賢治絵本)宮沢 賢治 石井 聖岳

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「ツェ」という名前の
ねずみのお話です。

「ツェ」だなんて、変な名前だな
と思ったのですが、なるほど、
このねずみの名前って、
舌打ちの音「ちぇっ」から
とったんだなということが、
読み終えるとわかります。

「ちぇっ」を宮沢賢治が表現すると
「ツェ」になるんでしょうね。

とにかく、このツェねずみの
性格が悪いことには
びっくりさせられます。

自分に起こった悪いことや
嫌なことは、全部誰かのせい。
そんなヤツの行く末は・・・
ある意味、期待通りの結末。

「まどうて下さい、まどうて下さい」
が口癖のツェねずみでしたが、
さすがに最後は
この口癖は出ませんでしたね。

ねずみが柱やバケツと普通に
会話しているシーンでは、
なぜか違和感を感じずに
受け入れることが出来ました。

小さな生き物たちは
もしかしたらそうやって
物とだって会話を交わしている
のかもしれないという
発想や想像は、きっと
宮沢賢治の世界観なんでしょう。

結末が気になる終わり方ですので、
「その後」の続きを考えてみたら
面白いかもしれません。

そういう余韻を残した
終わり方もまた良かったです。




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08:00 ・み【宮沢賢治】 | コメント(0) | トラックバック(0)
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