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映画 『アヒルと鴨のコインロッカー』

2011/09/15
今日は、先日観た映画を紹介します。


ボブ・ディランを聴きながら誰かを待っていた男。
引っ越し直後、本屋襲撃に巻き込まれてしまった男。
時におかしくて、切ない物語が交差する。


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ぼくは椎名(濱田岳)。19歳。新大学生だ。
初めての1人暮らしが始まる引っ越してきたその日に、奇妙な隣人・河崎(瑛太)に出会った。
河崎が語る、ブータン人留学生・ドルジ(田村圭生)と、ドルジの恋人で河崎の元カノ・琴美(関めぐみ)との三人の日々。
そして。何故だか美人ペットショップ店長・麗子さん(大塚寧々)を信じるなとも言われた。
そんな強引な河崎の計画に、ぼくは巻き込まれて行く。
ぼくと河崎のミステリアス6デイズ。
最後にぼくが観た愛しくて切ない真実とは・・・・・・!?

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2007年5月12日宮城県で先行公開。
2007年6月23日その他の地域で公開。
伊坂幸太郎の小説『アヒルと鴨のコインロッカー』を原作にした日本映画。


(主なキャスト)

・椎名・・・・濱田岳
・河崎・・・・瑛太
・ドルジ・・・・田村圭生
・琴美・・・・関めぐみ
・謎の男・・・松田龍平
・麗子・・・・大塚寧々
・椎名の母・・・・キムラ緑子
・椎名の父・・・・なぎら健壱
・免許のない学生・・・・岡田将生


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たまたま図書館で見つけたので観てみました。

見始めてすぐに目に留まったのは、「塩釜」の文字。東日本大震災で震災に遭った地域なだけに、「宮城県でロケしたんだ~!」と反応してしまいました。映画のロケ地は全て、舞台となっている仙台を中心とした宮城県で行われたらしく、だから映画の公開も宮城県の先行公開にしたんだな、と納得しました。

物語は、大学入学のために椎名(濱田岳)が仙台へ引っ越してきたところから始まります。新居の片づけをしていて、部屋の外でダンボールを畳んでいると、同じアパートの隣に住む河崎と名乗る男(瑛太)が声をかけてきます。どうやら、口ずさんでいたボブ・ディランの曲に興味を持った様子。

しかし、彼は初対面の椎名に、同じアパートに住むブータン人のドルジという青年に広辞苑を盗んでプレゼントしたいから「本屋を襲わないか?」と誘います。話によると、ドルジは河崎の元彼女の琴美と付き合っていたらしく、また、広辞苑は買うのではなく盗むのが大切だと奇妙なことを言いだします。この辺から、なんだか変な、怪しげな雰囲気がぷんぷん漂ってくるのですが、なぜか椎名も本屋襲撃に荷担するはめに。

これが映画を見始めてすぐの起きた出来事だったので、不審者のような河崎に椎名が振り回されるだけの、言い方は悪いですがB級映画かな、なんて思ったんです、が。後半、この物語には、どんでん返しがあるんです。今まで観てきたことを、修正させられる感じ?こんな映画があるんだとビックリさせられました。作者の伊坂幸太郎氏が「この作品を映画にするのは、難しいと思った」と語っていたのも頷けます。

とはいえ、原作では映像化不可能なトリックだったようなので、原作通りの表現とはいかなかったようですが、監督が上手く別のカタチで表現されたようで、この辺は後で原作もしっかり読んで確認してみたいなと思っております。

そうそう、気になるどんでん返しの内容ですが。どんでん返しの前は、本屋襲撃が無意味なあほらしい行動に思えていたのが、どんでん返し後、それが意味のある哀愁漂う行動に思える、前半からはとても想像付かないような、切ない内容なのです。これは是非ご覧になってご確認下さい。不穏な行動の1つ1つに意味が生じる様は、ある種、ゾクゾクさせられました。

映画を最後まで見終わった私の頭の中で流れていたのは、ボブ・ディランの曲でした。ダンボールを畳みながら、椎名が口ずさんでいた曲です。「BLOWIN’IN THE WIND(風に吹かれて)」という曲なんですが、映画の随所に出てきます。BGMとして流れるのはもちろん、映画のセリフとしても「ボブ・ディラン」の名前は何度も出てくるし、主演の2人も歌っていたり(濱田岳の歌がまた上手いんですよ!)。映画の中では、「ボブ・ディランは、神様だ」っていうことになってます(笑)

この曲がまた、映画の雰囲気ととても合っているんですよね。正直、私は初めて聴いた曲だったんですが、聴いた途端、素敵な曲だなって思い、映画を観た後、この曲が頭から離れなくて、図書館でCDを探し出してきて改めて聴いてしまったぐらいです。「アヒルと鴨のコインロッカー」=「ボブ・ディラン『風に吹かれて』」ですね。今後、この曲を聴くたびに、私はこの映画のことを思い出すことでしょう。


原作本はこちらです。是非読みたいです
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これは、とてもとても切ない、異色の青春映画だと思います。
濱田岳さん、瑛太さんが、とても良い演技を見せてくれています。
気になった方は是非、ご覧になってみて下さいね。


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