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『ウェン王子とトラ』 /チェン・ジャンホン

2011/07/17
今日は、俳優の北村 一輝さんの誕生日なんだそうです(1969年7月17日生まれ)。北村一輝といえば、個人的に映画「戦国自衛隊1549」に出演してたのを記憶しています。

戦国といえば、戦いですね。戦いや争いは、避けるに越したことはないのですが・・・今回は、動物と人間のいわば戦いとも言える、迫力あるこんな絵本をご紹介したいと思います。我が家の蔵書です

ウェン王子とトラ
ウェン王子とトラチェン ジャンホン 平岡 敦

徳間書店 2007-06-16
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表紙絵の水墨画で描かれた力強いトラの絵と、その怖そうなトラの口の中に人間の子どもがすっぽり入っている絵にギョッとしつつ、なぜか怖がっていない子どもの表情にもとても惹かれるものがあり、読んでみました。

猟師に子ども達を殺されたトラは、人間が憎くてたまらず、村の人や家畜を食い殺すようになります。トラの怒りを鎮めるため、村の王様がとった行動は、息子のウェン王子をトラに差し出すことでした。トラの元へ置き去りにされたウェン。どうなることかとドキドキさせられたのですが、人間が憎いはずのトラがウェン王子に対してとった行動に、感動せずに入られませんでした。

子を失った悲しみ。それは、動物も人間も同じこと。ウェンがトラの元へ行ってしまった悲しみは、トラが子を失った悲しみと似て、王様がトラの気持ちを理解するきっかけとなったことを願わずにはいられません。とにかく、感動するシーンが随所にいっぱい散りばめられています。トラと人間が心を通う関係になれたのは、やっぱりウェンの存在のおかげなんですよね。

やがて王様になったウェンがとった行動には、「やっぱり!」という思いとともに、本当にトラのことを心から「森のお母さん」だと慕い、心から信頼していたことが伺えて、そこでまた大きく感動しました。

こんなに迫力と感動に溢れ、ストーリーに引き込まれる大型絵本に出会ったのは、もしかしたら初めてかも知れません。あとがきに、この絵本を思いついたいきさつと、中国に伝わる伝説のことがさらっと書いてあります。中国では古くからトラは「山中の君主」「百獣の王」などと言われ、崇められているそうです。つまりこの絵本は、人間の王様の子を、山の王様が育てるという壮大なストーリーだったんですね。

実は私より先に息子がこの絵本を読んだのですが、夢中になって話の展開を語って聞かせてくれました。どうやらストーリー引き込まれ、一気に読んでしまったようです。人間の子をトラが育てるなんて、想像できないですもんね。とてもインパクトがあったようです。

全ての漢字にはルビが振られていますし、迫力ある絵だけでもどんなことになっているかわかりますので、小学低学年からでも楽しめるのではと思います。


※小学3年生国語の教科書(三省堂)掲載作品です。


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09:00 ・心に響く・考えさせられる絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)
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