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『わすれられないおくりもの』 /スーザン・バーレイ

2011/07/03
前回の記事で、「ストーリーと絵がすごくピッタリな絵本に出会うと、ものすごく感動するんですよね~。」と書かせてもらいましたが、今回は、私がまさに「ストーリーと絵がピッタリな絵本」だと思う一冊をご紹介します。我が家の蔵書です

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)
わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)スーザン・バーレイ

評論社 1986-10
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実はこのお話は、私自身は全く知らなくて、偶然、子どもの宿題プリントに題材として取り上げられていたので知りました。小3の国語の教科書(三省堂)に掲載されているようです。

賢くて、いつもみんなに頼りにされていて、物知りなアナグマ。けれど歳をとっていたので、自分の死が近いことも知っていたんですね。やがて、アナグマは家でひっそりと死を迎えます。

アナグマの死を知り、悲しみに暮れるアナグマの友達。その友達が、悲しみながらも次第にアナグマの死を受け入れていく姿には、激しく共感や感動をおぼえました。

誰しもいつかは大切な人との別れを経験するもの。この絵本では、死んで行く者と残された者の両方の思いがぎっしりつまっています。けれど、なぜでしょう?アナグマが死んでしまって悲しいお話のはずなのに、なぜだか読んでいるうちに心が穏やかになってくる自分がいました。

みんなが語るアナグマの思い出が、残されたみんなの気持ちと一緒に、読者の気持ちも癒してくれるんですよね。アナグマが残してくれた「わすれられないおくりもの」を、私も感じることが出来たように思います。

この絵本では、死の描写を、「長いトンネルの向こうに行く」と書いています。「生と死」は繋がっているんだよということを上手く表現しているなと思います。

この絵本、図書館から借りてきたのですが、息子も自分から手に取り何度も読んでいました。普段、笑えるストーリーを好んでいる息子ですが、感想を聞いてみると、「何度読んでも、じーんとくるねえ。」とのこと。まだ身近な人の死を経験していない息子にとっては、まだピンと来ない部分が多いようですが、たくさんの思い出が心を癒してくれることを知って欲しいな、と思います。

死に正面から向き合った素敵な絵本です。


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09:00 ・心に響く・考えさせられる絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)
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