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映画 『恋愛小説』

2011/07/05
今日は、最近観た映画を紹介します。


もう誰も愛さない

だって、僕は死神だから



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(ストーリー)
法学部4年生の宏行(池内博之)は、学校の帰りの都電の中で、同じ大学に通う聡史(玉木宏)から声をかけられる。そこで彼から奇妙な依頼を受けることになる。彼の遺言書作りを依頼されたのだ。だが、22歳の若さで何故?

たった独りで豪邸に住む聡史は、人との関わりを避けた生活を送っていた。聡史は自らを“死神”と呼んだ。彼と親しくした人間は必ずこの世を去ってしまうというのだ。

理由を尋ねる宏行に、聡史はその訳を語り始める。
それは、親しくなった誰かを失うことを恐れ、人を愛したいのに愛することができない聡史が、思いがけず恋に落ちてしまい、たった一度だけ経験したあまりにも悲しい恋愛の顛末だった・・・。

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2004年6月19日公開。
もともとは、2004年3月14日にWOWOWで放送されたドラマWの1周年記念として制作された作品。放映後、好評だったため、劇場公開された作品。
原作は、直木賞作家・金城一紀の「対話篇」に収録されている中編小説「恋愛小説」。


(主なキャスト)

久保聡史・・・・玉木宏(少年時代・・・神木隆之介)
澤井瑞樹・・・・小西真奈美
武井宏行・・・・池内博之
大垣美和・・・・平山あや
青田浩介・・・・弓削智久
鈴木真美・・・・真木よう子
酒井学・・・・松澤一之
酒井浩司・・・・渡辺憲吉
遠山千夏・・・・奥貫薫
久保裕也・・・・塩見三省



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またまた、玉木宏主演の映画になります。もともとは、WOWOWで放送されたドラマのようですが、好評につき、劇場公開されることになったという作品です。

とにかく、聡史役のイメージに玉木宏がぴったりと合い過ぎていて、ビックリしました。後から知ったのですが、映画公開時の玉木宏のインタビューによると、この台本を読んでみて、「聡史」という男に感情移入してしまい、聡史という役をどうしても演じてみたいという気持ちになったとのこと。ここまで役をやりたいと思ったのは初めてに近い気持ちだったそう。それだけ、今まで以上に思い入れがあって演じていたからでしょうか、聡史の気持ちがちょっとした表情や動きでしっかり表現されていて、玉木宏の演技が本当に素晴らしかったです。

ただ、聡史という役が人を避けて孤独に生きているという設定なもんで、髪型にしても服装にしてもちょっと地味な感じになっています(それでも基が良いのでカッコイイのですが)。宏行が自宅に来ている時に、「レコードでもかける?」というシーンがあるのですが、今時、レコード!?みたいな(笑)でもその時にレコードから流れた曲がクラシックで、しかも「のだめカンタービレ」で玉木宏演じる千秋が指揮したことのある曲で、一瞬、反応してしまいました(笑)なんの曲かは、観てからのお楽しみということで

彼女は突然、僕の人生に飛び込んできたんだ

ある日、大学の構内にて、初めて階段を踏み外してしまった瑞樹。階段から飛び降りるみたいに落下してきた瑞樹を、階段の下にいて偶然にも抱き留めたのが聡史だったのですが、その時、たまたま聡史のノートを見た瑞樹は、「よくまとまってるから」という理由で、ノートを借りてしまうわけです。これが聡史と瑞樹の出会いだったわけですが、とてもさばさばしていて明るい、ポジティブな性格の子なんですね。この瑞樹のキャラクターを、小西真奈美がとても自然な演技で演じていて、とても好感が持てました。

親しくなれば、今までのように彼女もまた自分の前から消えてしまうかも知れない。そう考える聡史は、瑞樹を避け、会わないようにしていたのですが、瑞樹の方から聡史の自宅へ会いに来ちゃうんですよね。「なんで会ってくれないの」と聞く瑞樹に聡史は、「別に君のこと好きじゃないから」と拒絶してしまいます。聡史の気持ちを聞いた瑞樹は、「安心して。もう来ないし。電話もしないから。」と言い残し、帰っていくのですが・・・

頭はダメだって言っていた
会っちゃダメだって言っていた
1人で生きていけるって言っていた


思わず、遠くなっていく瑞樹の後ろ姿を走って追いかけてしまった聡史。ここで聡史のこのセリフが流れるのですが、聡史の止められない想いをよく表しているなって思います。その時、聡史は初めて自分の運命に逆らってしまうことになるわけです。

このことがきっかけで、本格的に付き合うようになる2人。聡史は瑞樹に自分の数奇な運命のことも話したようですが、瑞樹は全く怯むことはありません。ネガティブな聡史に大して、ポジティブな瑞樹の言動がすっごく良いです。

「私、運命のことはわからないけど、奇跡は信じるの」
「私は違うから。私は恐怖の一歩を踏み出せる女だから。」
「こうやって1つ1つ勝っていこうね。2人で力を合わせてさ。」


聡史の運命を知りながら、それを受け入れ打ち勝とうと、愛を捧げ続けた瑞樹の姿にとても感動させられました。

聡史が、宏行に自分の過去を話すにあたり、必然的に子どもの頃のシーンが出てくるのですが、聡史の子供時代の役を、神木隆之介(当時11歳)が演じています。あれ?見たことあるような?と思ったら、神木隆之介で、びっくりしました。それにしても、子どもの頃の話がとても恐ろしいというか、悲しいというか、不幸の固まりみたいな話で、観ていてとても辛い話でした。聡史が自分を「死神」と呼んでしまう気持ちもわかるような・・・。

後半は、聡史と瑞樹の悲しい恋愛の顛末が待ちかまえています。涙無しでは決して観られません 聡史が22歳の若さで遺言書を作ろうと思った理由、聡史の遺言書作りを手伝い、聡史と関わってしまった宏行の身は大丈夫なのか?その辺も後半の見どころとなってきます。 そしてそして、聡史はあるメッセージを見つけるのですが・・・

予告編を観たことがあったので、かなり期待して本編を観たのですが、決して期待を裏切らない内容でした。原作は、直木賞作家の金城一紀さんですが、私、この映画を観るまで金城一紀という作家を知りませんでした。是非、原作も読んでみたいと思いますし、その他の作品も読んでみたいなと思います。

私の気になる原作はこちら。
対話篇
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