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『100万回生きたねこ』 / 佐野 洋子

2011/02/17
「そばに いても いいかい。」

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)
100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)佐野 洋子

講談社 1977-10-19
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100万年も死なない、100万回死んで100万回生きたネコのお話です。100万人の人にかわいがられ、100万人の人が、ネコが死んだ時に泣いて悲しんだのですが、1回も泣かなかったネコ。なんて薄情なネコのお話なんだろうと思ったのですが、後半に入ると、ネコの心に変化が表れます

愛されてばかりで、愛することを知らなかったネコ。誰よりも自分が大好きだったネコ。そんなネコに、自分以外のものを愛する気持ちが芽生えた場面では、ちょっとした感動を覚えました。思い返せば、嫌いな人と100万回も生きてきたネコにとって、100万回の人生は苦痛な人生ばかりであったはず。しかも、100万年で100万回死んだということは、その1回の人生はたった1年だったわけで、なんと短いことか。

ネコは、白いねこと出会い、初めて”いつまでも生きていたい”と思うのです。誰かを愛するということは、人生を大切にするということなのかもしれませんね。

白いねこを失った時、初めて泣いたネコ。誰かを愛する気持ちを得たネコにとって、人生は初めて意味のある人生になったのかな。そして、自分が死んでしまっても決して生き返らなかったネコ。それは、ネコ自身が一番望んでいたことだったのかも知れません。ネコの、「そばに いても いいかい。」の言葉が、とても心に残りました。

内容的に、大人向けの絵本だと思います。



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09:00 ・さ【佐野洋子】 | コメント(4) | トラックバック(0)
コメント
NO TITLE
こんにちはv-222

読んだことありましたよ。

ほんわかとした感動でした。

うちの妻、小学1年生の読み聞かせやってまして、この本読んでました・・・・・

理解できたのか・・・・・
Re: NO TITLE
けむさん、こんにちは^^

「100万回生きたねこ」、私はこの年になるまで読んだこと無かったですi-201

けむさんの奥様、学校で読み聞かせしてるんですね。素晴らしい!
子どもが理解できたかどうか・・・という懸念もありますが、
子どもなりに何か感じるものが少しでもあればそれでOKだと思いますよ。

もう少し大きくなって、「そういえばこれ、読んだことある!」って思い出して、
また手にとって読んでくれることに期待しましょう^^
何度読んでも泣けますね…
佐野さん特集まじまじと見させていただいてます(笑)

「100万回生きたねこ」…そうですね、ねこの心の変化っていうのが物語の大事な部分ですよね☆死ぬことができて良かったという、悲しいけれどこの話ではこれ以上ないハッピーエンドなのかもしれないです。
Re: 何度読んでも泣けますね…
虹人さん、こんにちは^^

やっと死ぬことが出来たっていうのが、なんともやるせないですよね。
愛する人(白ねこ)と同じ場所へ行けるということが、ねこにとっては
一番望んでいることなのでしょうから、これで良かったのかな。

読めば読むほど、考えさせられるし、じーんときますi-241


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