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『おぼえていろよおおきな木』 /佐野 洋子

2011/02/15
新たな希望に感動

おぼえていろよ おおきな木 (講談社の創作絵本)
おぼえていろよ おおきな木 (講談社の創作絵本)佐野 洋子

講談社 1992-12-07
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みごとな大きな木と、その木の陰の小さな家に住んでいるおじさんのお話。

大きな木には朝から鳥が集まってきてピーチクうるさくて眠れないし、木の下でお茶を飲めば、鳥のフンが落ちてくるし、洗濯物を干せば、木陰で乾きにくいし・・・といった具合に、大きな木のせいで、おじさんはイライラしていました。そんなおじさんの口癖は、

「おぼえていろよ。」

ある日、おじさんはとうとう耐えられなくなり、その場の勢いで大きな木を切り倒してしまいます。さぞかし、おじさんの心はスッキリ晴れ晴れするだろうと思いきや、いろんなことに気付かされるおじさんが、そこにいたのでした。

あまりにも身近な存在で、きっと気付かなかったんだね。大きな木の存在が、おじさんの生活の一部だったということ。失ってみて初めてわかる、あんなことや、こんなこと。当たり前のことが当たり前じゃなくなるってことの寂しさ

そして、大きな木との寂しい別れの後の新たな希望。失敗しても、またやり直せるよ。また一緒に生きていこうよ。そんな風に大きな木から言われているみたいで、後半は感動的でした。

大きな木は何も言えないけれど、木の気持ちを感じられるような気がして、不思議な感覚の絵本でした。大人の方にも是非読んで欲しいです。




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09:00 ・さ【佐野洋子】 | コメント(0) | トラックバック(0)
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