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『あなたの知らないアンデルセン【人魚姫】』 /ハンス・クリスチャン・アンデルセン

2007/05/17
あなたが知っている人魚姫は、真実ですか?

あなたの知らないアンデルセン「人魚姫」
あなたの知らないアンデルセン「人魚姫」ハンス・クリスチャン アンデルセン ジョン シェリー

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人魚姫の絵本は、誰でも一度は読んだことがあるのではないでしょうか。私も子供の頃に読んだことはあるのですが、なにぶん、遠い記憶になってしまっていて、正直、おぼろげなストーリーしか覚えていなかったんですね。そんな中、「『人魚姫』の話は、実は童話ではないらしい」ということを耳にし、是非、原作に近い「人魚姫」のお話を読んでみたい!と思い、見つけたのがこの本になります。

読んでみてまず思ったのは、この本は子ども向けの本ではないな、ということです。人魚姫のさまざまな愛の形が、この本にはいっぱい詰まっているように感じました。

人魚でありながら、人間の若い王子に恋してしまった人魚姫。王子の近くにいたいと願うあまりに、いくつもの犠牲をも覚悟の上、人間の姿を得て王子に近づくことができました。けれど、人間の姿と引き替えに声を失っていたので、本当のことを言うことも出来ず、一番願っていた王子との結婚も絶たれてしまいます。

人魚姫にとっては、王子と結ばれることが出来ない=自分の死 を意味します。心配した姉たちが、人魚姫の命を救おうと王子を刺すためのナイフを人魚姫に手渡すのですが、人魚姫は自分の命より、愛する王子の命を優先するのでした。もう、この辺の描写なんて、昼ドラも目じゃないです。

お話は、人魚姫が死んでしまって終わりだと思っていたのですが、その終わり方も、実は希望のある終わり方だったことを知りました。なぜって、人魚姫は人間と同じ不死の魂を得る術を手に入れることが出来たのですから。そういう経緯なんて、絵本には全く書かれていないですしね。原作に忠実なこの本ならではの、新しい人魚姫のお話が読めました。ジョン・シェリーさんの描く人魚姫の世界がストーリーにとても似合っていたと思います。



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12:13 ・心に響く・考えさせられる絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)
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