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『3びきのくま』/工藤 有為子

2016/12/21
3びきのくま―ロシア民話より (おはなしのたからばこ 11)
3びきのくま―ロシア民話より (おはなしのたからばこ 11)工藤 有為子 あべ 弘士

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こちらの絵本には、
「ロシア民話より」と
書かれていますので、
トルストイ原作のものを
作者が再話したものの
ようですが、

大まかなストーリーは
同じなのですが、
お話の出だしから
雰囲気が全く違い、
正直驚きました。

どうやら本書では、
夜の出来事のようです。

鍵もかけずに出掛けた
3びきのクマたち。
留守になったクマのお家へ
やって来た女の子は、
月の子、チュプ。

チュプのとる行動は、
お決まりのパターンです。
チュプの話す言葉、
クマの話す言葉は、
聞いたことのない言葉
なのですが、
ちゃんと日本語も
併記してあるので大丈夫。

場面が夜だからでしょうか、
それとも聞き慣れない
言葉だからでしょうか、
とっても怪しい
雰囲気が漂います。
クマも、とっても怖そう!

クマとチュプが顔を
合わせるシーンでは、
飛び起きたチュプがなんと、
窓からするりと飛び出し、
光となって逃げていきます。

逃げた女の子に
クマが追いつけない理由が、
この本書に限っては
理解できました。

巻末の補足を読んだところ、
クマやチュプが
話していた言葉は、
アイヌ語だったようです。

昔からアイヌの人達は、
生き物と会話するように
暮らしていたのだとか。

クマたちも
アイヌ語を話していたかも
しれないという思いから、
このような話になったようです。

いろんな「3びきのくま」を
読んできましたが、
本書が一番神秘的な
ストーリーに仕上がっていた
ように思います。

絵もお話にとても
合っていて良かったです。

いろんな「3びきのくま」の
お話があるんだな~と
楽しませてもらいました。


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08:00 ・民話・昔話・神話 | コメント(0) | トラックバック(0)
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