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『おおきな木』/シェル・シルヴァスタイン

2016/11/24
究極の無償の愛

おおきな木
おおきな木シェル・シルヴァスタイン Shel Silverstein

篠崎書林 1976-01
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1本のリンゴの木が
1人の人間に
限りない愛を捧げる
美しくも悲しい物語。

リンゴの木が大好きで、
毎日やって来ては
遊んでいくちびっこ。

やがて大人になるにつれ、
木を訪れる回数が減り・・・

このちびっこ、
(後に「ぼうや」と呼ばれます)、
突然思い出してやって来ては、
木に要求ばかりしてきます。

そして、
ぼうやのために身を犠牲にし
尽くしてばかりのリンゴの木。

困った時だけやって来て、
リンゴの木に要求ばかりのぼうやに、
最初、「なんてやつだろう」と
思ったのですが、

読み進めるうちに、
リンゴの木は決して
不幸な気持ちだったわけではない
ことに気付き、ハッとさせられました。

「きは それで うれしかった。」

上記のフレーズが、
ぼうやの願いに応えるたびに
出てきます。

愛を与えてばかりのリンゴの木。
ぼうやが困った時に、
きっかけやヒントを
与えてくれるリンゴの木。

それはまるで、
親離れしていく子を
遠くから見守る親のような
気持ちだったのかもしれません。

なかなか会えないのは、
元気に暮らしている証拠。
時々思い出して
会いに来てくれるだけで嬉しい。

困った時は言ってごらん、
力になってあげるよ。

そう考えたら、なんだか
リンゴの木が嬉しかったという
気持ちが理解できるような気がします。

ぼうやの心のどこかに、
リンゴの木が常に
存在しているということ。
見えないけれど、
心は繋がっていたんですね。

考えれば考えるほど
奥が深いストーリー。
大人向けの絵本。



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13:29 ・心に響く・考えさせられる絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)
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