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『ぼくがラーメンたべてるとき』/長谷川義史

2016/11/15
ぼくがラーメンたべてるとき
ぼくがラーメンたべてるとき長谷川 義史

教育画劇 2007-08
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絵本のタイトルから想像して、笑えるストーリーなのかな?と
思ったのですが、全く違いました。

タイトルを詳しく書くとすれば、「ぼくがラーメンを食べている『その』時」
ということになるんでしょう。

ぼくがラーメンを食べているその時、いろんな場所で、いろんな国で、
いろんな人がいろんなことをしているわけです。

世界には、いろんな境遇の人がいるわけで、
みんながみんな、幸せだとは限らないんですよね。

「ぼく」と同じ子どもが、別の国では、水を汲んでいたり、
牛を引いていたり、パンを売っていたり。
衝撃的だったのは、倒れている子がいたこと。

同じ時を過ごしているのに、世界にはいろんな国があって、
いろんな人がいて、同じ地球に住んでいながら、おかれている境遇は様々で・・・

ページをめくるたびに言葉がループになっていて、最終的に
「ぼく」の場所へ戻ってくることで、世界が繋がっていることを
上手く表現されているように思います。

自分の身近なことだけではなく、世界を見渡せる目を持つこと。
地球上のみんなが、平和に過ごしているわけではないこと。
子ども達にそういう感覚を意識させる絶好の絵本だと思います。

ただ、これといって特別な説明がないので、読み終えて「それで??」と
思ってしまう方もいるのではないでしょうか。

実は、主人と息子にこの絵本を読ませてみたのですが、上記の感想でした。
長谷川さんの絵を見慣れていなかったせいか、「絵がなんか見にくい」とのこと。
絵から感じられる情報をうまくキャッチできなかったようです。
確かに、文章だけで作者の意図を感じるのは、ちょっと難しいかなと思います。

個人的には、早々に日本から離れて、他国の場面をもっと取り入れて
欲しかったかなと思います。
最後、裏表紙で、男の子が立ち上がっている絵を見て、ホッとしました。

とてもメッセージ性の強い作品だと思います。


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08:00 ・心に響く・考えさせられる絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)
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