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『いしになったかりゅうど』/大塚勇三

2016/11/06
いしになったかりゅうど―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)
いしになったかりゅうど―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)大塚 勇三 赤羽 末吉

福音館書店 1970-12-15
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モンゴル民話です。

ハイリブという若い狩人が
白ヘビを助けるシーンから
始まります。

助けた白ヘビはなんと
竜王の娘。
助けていただいたお礼をします。

そこでハイリブは、
竜王の娘に教えられるままに
宝の玉を手に入れることに。

宝の玉は、口に入れると
鳥や獣の言葉が
何でもわかるスグレモノ。

でも、このことを他言すると
石になってしまうのです。

タイトルが、
「いしになったかりゅうど」
ですから、ハイリブが最終的に
石になってしまうことは
予想できたのですが、それは
一体どんなタイミングなのか、
ドキドキしながら読みました。

鳥や獣の言葉がわかるからこそ、
事前に知ることが出来た災害。

村のみんなを
災害から助けるために、
彼は全てを話してしまうのです。

自己犠牲。
それがハイリブが選んだ道でした。
村人に信じてもらうために。
村人を救うために。

悲しいまでに勇敢な決断。
思わず、斎藤隆介さんの
「八郎」や「三コ」を
思い出しました。

それにしても、
白ヘビはなぜハイリブに
宝の玉を選ぶように
言ったのでしょう?

蔵にはたくさんの
竜王の宝物があり、
どれでも好きなものを
選ぶことが出来たのに。

ハイリブの背後には、
白ヘビが密かに託した
なんらかの使命が
隠されていたような気がして
なりません。

心に残る素敵な作品。
子ども達に読んで欲しい作品です。




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08:00 ・民話・昔話・神話 | コメント(0) | トラックバック(0)
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