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『NO.6(ナンバーシックス) ♯1』 / あさのあつこ

2016/02/10
NO.6♯1 (講談社文庫)
NO.6♯1 (講談社文庫)あさの あつこ

講談社 2006-10-14
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「図書館よりレンタル中」のカテゴリーで何度か紹介していた本です!私が読もうと思って借りていたのですが、いつの間にか私より先に息子が読破するという事態に(読み始めたら止まらなくなったらしい)。全9巻で完結しますが、「NO.6 beyond」という外伝もあります。現在、マイペースに読み進めていますが、全巻読み終えてからレビューを書くとなるとなかなか大変な作業なので(いつもそれで挫折)、今回からは1冊読み終えるたびに記事もUPしていきたいと思います。

本のタイトルになっている「NO.6」とは、あらゆることが管理しつくされた理想都市の名称。ストーリーは、暗闇の中にいるネズミの姿から始まります。「ネズミ」とは少年の仮名。どこからか逃げてきたらしいネズミは、偶然、台風の日に部屋の窓を開けていた紫苑と出会います。

本来であれば通報すべき不法侵入者であるネズミが怪我を負っていたため、介抱してやる紫苑。しかし、そのことが治安局に露見してしまい、犯人の隠匿と逃亡の幇助の罪でNO.6のエリート居住区『クロノス』から準市民の居住地『ロストタウン』へと追いやられるはめに。

4年後、ネズミを助けたことで特待生ではなくなった紫苑は巨大な森林公園の公園管理事務所で働いていました。そんなある日、公園内で変死体を見つけます。翌日、紫苑の同僚も紫苑の目の前で似たような謎の変死を遂げてしまう。その際、その死体を食い破って這い出てくる一匹の「ハチ」の姿を紫苑は目撃します。変死体に関わったとして奇怪な変死事件の犯人として治安局に連行されそうになった紫苑ですが、かつてのネズミに助け出され、NO.6のスラム街・西ブロックへ逃れます。西ブロックでの生活や人々の出会いを通じ、紫苑は理想都市NO.6の裏側に隠された恐ろしい真実を知っていくことに・・・。

第1巻では、紫苑とネズミの出会い、そして謎の変死体がポイントとなるかと思います。そして、その死体を食い破って這い出てきた一匹の「ハチ」。そのハチが、一体何なのか?何を意味するのか?謎を残したまま、第2巻へ続く(笑)

住人は不平不満もなく、いつも皆が幸せであり、苦しんで亡くなる者もいないという前提の理想都市「NO.6」。あらゆるものがシステム制御され、ロボットと人間が共存している世界は、あらゆる不快から取り除かれ、一見、とても恵まれた環境のようでありながら逆に不自然な異様な空間でもあり、近未来を予言しているような世界が描かれています。

この本はいろいろと工夫されていて、挿絵には写真が使われているんですね。なので、本の中の世界とリアルな世界との繋がっている感がUPしています。小説などの一文や台詞の引用が度々出てくるのですが、文字のフォントが使い分けられているので一目瞭然です。が、かなり癖のあるフォントなので、正直、読みにくさはかなりありますが。

それにしてもネズミという人物、本心を表に出さない性分らしく、何者かがイマイチはっきりしないのですが、紫苑同様、ストーリーのキーマンであることは間違いないですね。後が気になる終わり方。是非続きを読んでいきたいと思います。

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16:01 ・あ【あさのあつこ】 | コメント(0) | トラックバック(0)
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