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『つみき』/中川ひろたか

2017/05/28
つみき (はじめての絵本たいむ)
つみき (はじめての絵本たいむ)中川 ひろたか 平田 利之

金の星社 2007-05
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シンプルな色使い、そして
積み木を1つずつ積み上げていく、
というシンプルな展開、
単純明快で楽しい作品です。

ページをめくる度に少しずつ
積み木が積み上がっていく様は、
まるでパラパラ漫画のようです。

最後にはテントウ虫が飛んできて・・・・

積み木達の表情も、
とても楽しいので注目です。
ひとつ、ふたつ、みっつ・・・という
数え方の勉強にもなりますね。

色使いがシンプルなだけに、
気が散らずに積み木だけに
注目できるのが良いなと思いました。

何度も読み聞かせたい、
素敵な一冊だと思います。



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『もこ もこもこ』/谷川俊太郎

2017/05/25
もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)
もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)谷川 俊太郎 元永 定正

文研出版 1977-04-25
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タイトルからして、
なんだか不思議な印象。

「もこ もこ もこ」かと想ったら、
「もこ もこもこ」なんですね(笑)

「もこもこ」「ぱちん」「ふんわ」
などといった、
短い擬音のみでの構成。
不思議ワールド炸裂!
といった感じです。

しかも、描かれているモノが
これといって特定できない、
得体の知れないものなので、
想像で読み進めるしかありません。

絵からの情報のみで
想像力を膨らませて
読む絵本なので、
描かれているものの答えが
1つではないところが魅力なのかな。
故に、
好き嫌いがはっきり別れる
絵本ではないかと思います。

長新太さんの作品かと思ったら、
谷川俊太郎さんの作品と知り、
びっくりしました。

簡単に見えて、
なかなか奥が深い一冊です。


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08:00 ・ユニークな展開の絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)

『ひとあし ひとあし』/レオ・レオニ

2017/05/22
ひとあしひとあし―なんでもはかれるしゃくとりむしのはなし
ひとあしひとあし―なんでもはかれるしゃくとりむしのはなしレオ・レオニ 谷川 俊太郎

好学社 1975-04-01
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かしこいシャクトリ虫のお話。

腹ぺこのこまどりに
食べられそうになった時、
こまどりのしっぽを計って
その場を凌いだのをきっかけに、
いろんな鳥を
計ることになってしまった、
シャクトリ虫。

ある朝出会った鳥に、

「私の歌を計ってごらん。
でないと食べちゃうよ。」

と言われ、
知恵をひねるのですが・・・・。

歌を計る??
どうやって??

ところが、このシャクトリ虫が
とても賢いんです。

思わず、「そういうことか!」と
膝を叩いてしまいました。

まるで、一休さんのとんち比べ?
でもこういう意表をついた展開って、
とても楽しいです。

この賢いシャクトリ虫、
きっと生き延びて
立派な大人(蛾)になったに
違いありません。


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『マックマウスさん』/レオ・レオニ

2017/05/19
マックマウスさん
マックマウスさんレオ・レオニ 谷川俊太郎

好学社 2010-01-21
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結末から言えば、
ハッピーエンドのお話なのですが、
理解しがたいことがちらほら・・・

まちねずみのティモシーの姿が、
ある日突然変わってしまいます。

それは、ティモシー自身にも
理解できないことだったようで。

もしかしたら、
子どもから大人へと
成長したってことなのかな?

のねずみと一緒に暮らすには、
「のねずみめんきょ」を
取得しなくてはならないとのことで、
テストを受けることになったティモシー。

いやその前に、
彼は自分から名乗らなかったので、
のねずみのスピニーから、
「マックマウス」という新しい名前を
付けられていたのですが、
この辺から誰が誰だか混乱してきて、
絵を頼りに読み進めました。

スピニーとティモシーの冒険が
高く評価され、
どうやらのねずみと一緒に
過ごせることになったティモシー。

でも、
ベリーはダメ、体力もないティモシー。
これで良かったねと言えるのかな?と
ちょっと不安になりました。

ピンチを乗り越えた知恵が
高く評価されたということなので、
何か1つでも取り柄があれば、
大丈夫だよということなのでしょうか。

個人的には、腑に落ちない展開。
ただ、2足歩行ののねずみたちは、
とてもかわいかったです。


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『コーネリアス』/レオ・レオニ

2017/05/16
コーネリアス―たってあるいた わにの はなし
コーネリアス―たってあるいた わにの はなしレオ=レオニ 谷川 俊太郎

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立って歩くことが出来るワニ、
コーネリアスのお話。

ワニらしからぬワニ、
コーネリアス。

立てるという
自分だけの特権を活かし、
遠くを眺めたり、
上から魚を見たり。

仲間のワニに
そのことを言っても、
「へえ それで?」
と相手にしてくれません。

仲間に相手にされなくても
落ち込まずに新しいことに
挑戦してしまう好奇心が
旺盛なコーネリアスの姿、
すごく良いです。

一見、無関心に思えた
コーネリアスの仲間たち。
きっと内心は
羨ましかったんでしょうね。

最後のシーンは微笑ましくて、
コーネリアスもきっと
喜んだんだろうなって思います。

でも、
ワニが逆立ちできたとして、
なんの得があるのでしょう?
そういう疑問は
きっと野暮でしょうね(笑)

好奇心こそ、進化の前触れ!
前向きなコーネリアスの姿が、
仲間の心をも動かしたのでしょう。

周りの出来ないことを
率先してやってしまう
コーネリアスに幸あれ!


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『びっくりたまご』/レオ・レオニ

2017/05/13
びっくりたまご―3びきのかえるとへんなにわとりのはなし
びっくりたまご―3びきのかえるとへんなにわとりのはなしレオ=レオニ 谷川 俊太郎

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色んな意味で「びっくり」な
ストーリー展開でした。

まずは、2足歩行のカエル!
斬新です(笑)

そして、
好奇心旺盛なカエルのジェシカが
持ってきた物を
「にわとりのたまご」だと
言い切るマリリン。

ところが、
卵から生まれてきたものは!?

「きゃ~!ワニだったのね!」
という展開なのかと思ったら、

「おもった とおりよ! にわとりよ!」
「にわとり なのね!」
と叫ぶカエルたち。

えええ~!?
間違いに気付いてない!?

どうやら、
知ったかぶりのカエルさん達。
意外な展開に笑わせてもらいました。

最終的に「にわとり」は、
母さんワニのところへ
帰されるのですが、
その後のカエル達の
やりとりも最高でした。

「聞くは一時の恥、
聞かぬは一生の恥」

ということわざがありますが、
知らないこと、わからないことを
素直に口にせず、
知ったかぶりで
乗り切ろうとしたことが、
そもそもの勘違いの
始まりだったのでしょう。

知ったかぶりは
恥をかくということを
おもしろおかしく表現した
素敵な一冊だと思います。


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『フレデリック』/レオ・レオニ

2017/05/10
フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし
フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなしレオ・レオニ 谷川 俊太郎

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寒い冬に向けて
せっせと働く野ねずみたち。
ところが、フレデリックだけは
働いていないようです。

「おひさまの ひかりを
あつめているんだ。」

「いろを あつめてるのさ。」

「ことばを あつめてるんだ。」

とは、フレデリックの主張。
働かなくて済むための口実?
もしかして、 「ありとキリギリス」
のような展開?

ところが、最後は
意外な展開で、
どんでん返しとなりました。

目に見えないだけに、
すぐには理解してもらえない。
けれど、フレデリックは
フレデリックなりの、
仕事をしていたんです。

サブタイトルに
「ちょっと かわった
のねずみの はなし」
とあります。

学校生活や社会生活のような
集団生活に於いては、
周りに合わせること、
周りと共存することが
良しとされています。

ですから、フレデリックのような
個人プレーはきっと
タブーとされることが
多いと思います。

けれど、
このお話では敢えて、
フレデリックの主張を
誰もとがめることが無く、
そのまま受け入れて
くれたおかげで、

フレデリックの隠れた才能が
開花したんじゃないか、
そんな気がします。

「ちょっと かわっていること」
は、悪いことですか?
それは、何かの
才能のサインかもしれません。

出る杭は打つのではなく、
伸ばしてやろう!
そう思わせてくれる、
素敵な作品です。



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『せかいいちおおきなうち』/レオ・レオニ

2017/05/07
せかいいちおおきなうち―りこうになったかたつむりのはなし
せかいいちおおきなうち―りこうになったかたつむりのはなしレオ・レオニ 谷川 俊太郎

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「ぼく おとなに なったら、
せかいいち おおきな うちが ほしいな。」

という、ちびかたつむりに対して、
「うどの たいぼく。」
と答えるおとうさん。

唐突すぎて
少し不自然な感じがしたのですが、
おとうさんの話を聞いてみれば、
なるほど、という内容になっています。

かたつむりにとって、
大きすぎるうちを持つということは
どういうことか。

おとうさんかたつむりが、
ちびかたつむりに聞かせたお話は、
きっと親から子へ、
仲間から仲間へと
語り継がれているお話なのでしょう。

だから、
極端にデカイうちを持ったカタツムリは
いないのかもしれません。

それにしても、
バースデーケーキみたいな
うちがあったら、
目立ってしょうがないでしょうね。
敵に見つかりやすいですし。

世界一大きくて世界一美しい
かたつむりのうちを見た時の
周りのコメントが笑えます(笑)



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『じぶんだけのいろ』/レオ・レオニ

2017/05/04
じぶんだけのいろ―いろいろさがしたカメレオンのはなし
じぶんだけのいろ―いろいろさがしたカメレオンのはなしレオ・レオニ 谷川 俊太郎

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この絵本の中で言う
「じぶんだけの いろ」とは、
個性のことなのかな、と感じました。

「おうむは みどり」
「ぶたは ももいろ」
といった具合に、動物には
それぞれ自分の色があることを
羨ましく感じるカメレオン。
(厳密には、オウムやブタにも
いろんな色があるとは思うのですが)

カメレオンのセリフに出てくる
「いろ」という言葉を「個性」に
置き換えて読んでみると、
作者の伝えたい事が
伝わってくるように感じました。

個性はそれぞれ違う、ということ。

周りと違う自分を卑下するよりも、
それが自分の個性なんだと気付き、
受け入れることが
とても大事であることを、
年上のかしこいカメレオンは
教えてくれたんだなって思います。

いろんな色に変わっていいんだよ!

レオ・レオニの作品で、
ラストが「めでたし めでたし」で
終わるお作品は、
ちょっと珍しいかもしれません。

表紙絵のカメレオンの色は、
個人的に大好きです。



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『アレクサンダとぜんまいねずみ』/レオ・レオニ

2017/05/01
アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし
アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなしレオ・レオニ 谷川 俊太郎

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「アレクサンダ」とは、
本物のねずみの名前です。

ある日、
ゼンマイで動くおもちゃのねずみ
「ウィリー」と出会います。

ウィリーのように
お気に入りのおもちゃになって
チヤホヤされたいと願う
アルクサンダは、
自分もぜんまいねずみに
なりたいと願うのですが・・・。

壊れていなくても、古くなれば
捨てられることのあるおもちゃ。

物を大事にしない人間を
皮肉っているかな。
そして、捨てられる運命に
なってしまったウィリー。

ぜんまいねずみに
変わるチャンスを掴んだ
アレクサンダ。

捨てられるかもしれないのに、
ぜんまいねずみになっちゃうの!?
とドキドキさせられつつ、
ラストには素敵な
どんでん返しが待っています。

友達を思う気持ち、
アレクサンダの決断に
天晴れな気持ちになりました。

まさに、サブタイトルの通りです。

読み終えた後はきっと
微笑ましい気持ちになりますよ^^



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