07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

『はだしのゲン 愛蔵版』 / 中沢啓治

2007/08/28
戦争の本といえば、真っ先に思い出すのがこれになります。

コミック版
〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻
〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻
汐文社 1993-04
売り上げランキング :

おすすめ平均 star
star悪意
star戦争の真実
star2年生の子供にも大好評

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


愛蔵版
〔愛蔵版〕はだしのゲン 全10巻
〔愛蔵版〕はだしのゲン 全10巻
汐文社 1993-04
売り上げランキング : 359005

おすすめ平均 star
star戦争、原爆を教えてくれる、物言わぬ語り部

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


テレビドラマ版
はだしのゲン [DVD]
はだしのゲン [DVD]
ポニーキャニオン 2008-01-25
売り上げランキング : 28465

おすすめ平均 star
starとにかく見てもらいたい。
star冗談じゃなくボロ泣きした作品
star印象に残る一本

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



ちょっと前に「はだしのゲン」のアニメの紹介記事を書かせてもらったのですが、子どもの頃に読んだことのあるコミックの内容とどうしても違う個所が多々あって、物足りなさが残っていたんですね。それで、そのもやもやを取り除こうと読み始めたのがこれになります。

ゲンを通じて被爆者達の悲惨な生活ぶりが生々と表現され、戦争のむごさをもしっかりと省略することなく表現されていると思います。アニメやドラマでこれを全て表現できなかったのは、リアルすぎたから??戦争の実状をしっかり表現しているコミック版こそが、是非知って欲しい「はだしのゲン」だと私は思っています。(でもドラマのストーリーは、比較的原作に忠実に制作されていたように思います)

アニメやドラマでしか「はだしのゲン」を知らない人のために、また、私自身が「はだしのゲン」を長く記憶しておくために、「はだしのゲン 愛蔵版」の第1巻の内容をざっとまとめてみました。ここまでストーリーを載せている人は、あまりいないかもしれませんが。(問題がありましたら、すぐに削除しますのでお知らせ下さいね)


●はだしのゲン愛蔵版 第1巻

麦を育てている中岡家。父ちゃんの口癖は、「お前達もたくましい麦みたいになれ」

昭和20年4月。
日本がアメリカとイギリスと戦争を始めた太平洋戦争も終わりの頃の広島市。日常的に発令される空襲警報。防空壕へ避難する日々。
「昼間から堂々とアメリカが攻めてくるようじゃ日本はこの戦争に負ける」と父ちゃん。「アメリカと日本では資源が違う。資源のない小さな国の日本は平和を守って世界中と仲良くして貿易で生きるしか道はない」と訴える。しかし、戦争に反対している父ちゃんは、非国民と言われ近所に睨まれる日々。家族もまた父と同様に非国民と罵られ、辛い日々を送っている。

中岡家は、父ちゃん、母ちゃん、浩二、昭(あきら)、英子、元、進次の7人家族。学生の長男の浩二は、戦争のため工場の手伝いを強いられ、実家を離れて寮へ。次男の昭は、学校の集団疎開で田舎へ。長女の英子は体が弱く、集団疎開へは行かず。元と進二は、集団疎開の対象年齢に満たずに広島へとどまることに。

絵付け職人の父ちゃんは、イモ1個でケンカをしている子供達のために毎日仕事を続けるが、そう容易く食糧が手に入る時勢ではなく、生活は相変わらず苦しい。

そんな中、中岡家を目の敵にしている町内会長親子の策略で、父ちゃんが警察に連行される事態に。軍国主義の日本で戦争に反対したために、警察官にめちゃくちゃに暴行される。それでも、「自分が正しいと思ったことは安っぽく曲げちゃいかん」と父ちゃん。父ちゃんの敵と、元と進次が町内会長の指を噛み切るシーンは、衝撃的。(そのちょっと前に、町内会長の息子も指を噛み切られるシーンもある。)

誰もが中岡家を非国民と避けて通る中、ただ一人、中岡家の味方をする人が。それは、中岡家の自宅裏に住んでいる朝鮮人の朴(ぼく)さん。日本の植民地にされた朝鮮人は、無理やり日本に連れてこられ、働かされたり、兵士として戦場へ駆り出されたりしていたのだ。「非国民だと罵られても戦争に反対している中岡さんを尊敬している」という朴さん。

そんな中、突然、海軍へ志願すると言い出した長男の浩二。戦争を嫌う父ちゃん、母ちゃんは大反対するが、「わしは父ちゃんのように戦争を嫌って非国民なんかになりとうない!」と浩二。そんな浩二の胸中には、(家族や自分のために戦争へ行かなくてはならない)という思いがあったのだ。自分自身が海軍へ行くことで、非国民だからと受ける激しい差別から、家族や自分自身を解放したいという思惑があったのだった。

最後まで浩二の海軍行きに反対し続けた父ちゃん。浩二の見送りにも来ないかと思いきや、浩二の乗る機関車の線路脇で「中岡浩二ばんざーい 中岡浩二ばんざーい」と泣く泣く見送る。その胸中では、 (どんなことを言われても死ぬな!弱虫になれ、卑怯者になれ!どんなことがあっても生きて帰れ!)という強い思いがあったのだった。

昭和20年5月。
連日のB29の猛攻で日本本土は血に染まり、もがき苦しむ声で溢れた。
南方の戦地でも日本軍の玉砕が続き、日本人の命が血と死体で埋まっていた。

アメリカの兵士に捕まることを恐れ、「天皇陛下バンザーイ」「大日本帝国バンザーイ」と崖の上から次々と飛び降りて死んでいく女・子供達。天皇のために死ぬことが誇りであると教えた戦争教育は、日本人が簡単に命を捨てる人間に変えてしまったのだった。

それでも戦争指導者達は、日本が勝ち進んでいるが如く嘘で固めた報道をラジオや新聞で流し、国民に戦争を駆り立てる卓上の議論にふけっていた。

昭和20年6月。
広島市は食糧が底をつき、飢餓状態。中岡一家は、田舎の親戚からイモを大量に分けてもらうも、ヤミで手に入れただろうと警察官に疑われ、イモは没収されてしまう。

その頃、日本最後の砦、沖縄は血の海と化していた。日本軍兵士10万9千人、沖縄市民10万人が戦死・・・

昭和20年7月6日。
アメリカの西部 ニューメキシコの砂漠で人類史上初めての原爆実験が成功。
同じく7月26日、ポツダム宣言が発表されたが、日本の戦争指導者達は最後の一人まで戦争を続けるとポツダム宣言をはねつけたのだった。これにより、ついにアメリカは原爆投下計画を実行に移すことになる。

一方、海軍へ志願した長男浩二は、くる日もくる日も兵士になる猛訓練と勉強が続き、命令には絶対服従の軍人精神を殴られることによってたたき込まれていた。予科練では、自殺者が出るほどの厳しさ。息子の死を名誉ある死だと喜ぶ親を見て、浩二は、日本中が戦争に狂っていることを身を持って知るのだった。そして、父ちゃんが戦争に反対している理由が正しいことに気が付くのだった。

昭和20年8月6日午前1時35分。
マリアナ諸島にあるアメリカのテニアン原爆基地より、3機の気象観測機が第一攻撃目標である広島市を目指して飛び立った。「天気は良好」の報告により、原爆投下は広島上空に限られる。原爆投下は、8月6日、日本時間8時15分と決定される。

・・・ゲン達の住む広島市は、恐るべき運命の時を刻んでいた。

8月6日早朝。
空襲警報が発令されるも、すぐに解除される。(この日第一回の空襲で原爆が投下されていたら、防空壕に入っていた多くの人が助かっていたかもしれない。)

学校へと急ぐゲン。家事に追われる母ちゃん。仕事を始める父ちゃん。学校へ行く準備をしている英子。もらった軍艦を手に楽しそうな進次。広島ではいつもと変わらぬ一日の活動が始まっていた。

学校の校門前。おばさんに呼びかけられ、塀の前で立ち止まるゲン。ふと見上げた遥か上空には、空襲警報もならないのにB29の姿が。「いつの間に来たんじゃ?」とゲン。「何か白い物が落ちてくる」とゲンが思った瞬間、広島上空1800フィートで、ものすごい光と共に、原子爆弾はとうとう爆発したのだ。


3分間で原子雲は3万2千フィートまで上昇、ぐんぐん広がっていった。


原爆の熱線は屋外にいた全ての人の皮膚を溶かした。(黒い服を着ていた人は輻射熱(ふくしゃねつ)で火傷が特に酷かった。)爆風で衣服を吹き飛び、みな裸同然だった。

学校校門の塀の影になり奇跡的に助かったゲン。周りの豹変振りに動揺しつつも、家族へ会いに自宅へ走って戻る。
ベランダで洗濯物を干していたため、外へ放り出されて助かった母ちゃん。しかし、父ちゃん、英子、進次は、倒壊した家の柱に挟まれ、身動き取れない状況に。必死に助け出そうともがくゲンと母ちゃん。とうとう家に火が燃え移り、究極の決断を下さざるを得ない状況に。

「お前達だけでも助かるんだ!」と父ちゃん。

「ここで一緒に死ぬんだ!」と母ちゃん。


父ちゃんが必死に叫ぶ。

「お前にはまだ母親の役目が残っている。疎開に行っている昭、予科練の浩二、それに腹の中の赤ん坊を育てる仕事があるぞ!」

(ゲンに向けて)「お前の弟か妹かどっちかがかあさんの腹の中にいるんだ、死んじゃいけん、生きるんだ、生きるんだ!」

必死の父ちゃんの叫びを聞き入れ、その場から逃げようとするゲン。けれど、母ちゃんは「一緒に死ぬんじゃ」とその場から動こうとしない。迫りくる炎の中、ゲンは途方に暮れる。

・・・第2巻へつづく




続きが気になる方は、是非ご自分でコミックを読んでみて下さい!
実は、アニメで「はだしのゲン」を見て以来、5才の息子がハマッテしまい、このコミックもパラパラめくって読んでいます。息子によると、1巻と2巻が特にオススメなんだそうです。戦争を知らない子に戦争のむごさを伝えるには、コミックなどの手段が特に有効なのかもしれませんね。


☆ブログランキングに参加しています。
 お?と思いましたら、ポチッとお願いします。 いつもありがとう!



08:52 ●漫画・コミック | コメント(0) | トラックバック(0)

『しあわせを引き寄せる10秒!そうじ力』 / 舛田 光洋

2007/08/26
本のタイトル通り”10秒”ということがポイントになります。

しあわせを引き寄せる 10秒!そうじ力 (中経の文庫)
しあわせを引き寄せる 10秒!そうじ力 (中経の文庫)舛田 光洋

中経出版 2010-11-27
売り上げランキング : 154833

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
3日で運がよくなる「そうじ力」 (王様文庫) 「そうじ力」であなたが輝く! 部屋を見れば未来がわかる! 人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」 成功を加速する「そうじ力」


簡単に書けば、掃除する気のない人・なかなか掃除に取りかかれない人にいかに効率よく掃除を行わせるか、といったことが書いてある本です。

まずは、掃除とそうじ力の違いから入り、わかりやすいイラスト(漫画?)を加えつつ、ちょっとした掃除の仕方、10秒でどれぐらいのことが出来るかなどの説明がいろいろ書かれています。内容的には難しいことは一切書かれていないので、1日もあれば読破できる内容です。

ただ個人的には、イラストが私の嫌いなタッチでしたので、取り合えず本は読破しましたが、少々(かなり?)ストレスを受けながらの読書でした。全体的に本のカラーがピンクで統一されてるのも性に合いませんでしたね。女の人が好むであろうイメージを押しつけた感じの本のスタイルはいけません。内容的には男の人でも参考になると思うのですが、こういうカラーで出版されてしまっては、読者層が限られてしまうだろうと思います。

内容的には、たった10秒でも出来る掃除はいっぱいある!小さなこと(時間や行動)でも、その積み重ねが大事!みたいなことが書いてあって、そういえばたった10秒でも出来ることがたくさんあるなあ、たった10秒をやらずにいる自分がいるなあ、と気付かされたのは大変参考になりました。その他の内容は、だいたい他の掃除系の本と書いてる内容がダブりますので、そんなもんか、というのが正直な感想でした。

いつもなら、こういう類の本を読んだ後は無性に家の中の掃除をしたくなるのですが、今回に限っては、なぜか掃除しよう!という気になりませんでした。やっぱりイラストにムカついたせいでしょうか?(笑)本にも相性があるんだなとつくづく感じた一冊でした。



☆ブログランキングに参加しています。
 お?と思いましたら、ポチッとお願いします。 いつもありがとう!



07:54 ・【アドバイス系・参考系の本】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『くまさんのおなか』 / 長 新太

2007/08/22
主人公は、きれいなピンク色のぬいぐるみのくまさんです。

くまさんのおなか (長新太のふしぎ絵本)
くまさんのおなか (長新太のふしぎ絵本)長 新太

学習研究社 1999-07
売り上げランキング : 378710

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


くまさんが歩いていると、いろんな生き物が「入ります、入ります。」と言って、くまさんのお腹に入ってしまいます。困ってしまうくまさんですが、お腹の中で「ふわふわしていい気持ち。」と言われてしまうと嬉しいのかな。読んでいても、いろんな生き物たちがくまさんのお腹に入っていくのは、なんだかお友達が増えていくようで、息子も楽しそうでした。

「気持ちよさそうだからお腹に入ってみる」という発想は、やっぱり長新太さんの独特の発想かな?って思います。子供も絵本とはいえ、意外な展開に楽しく最後まで読んでくれました。

いっぱい生き物がお腹に入っちゃって、くまさんはどうなっちゃうの!?いろいろ想像しながら読めて、今回も楽しい絵本となりました。長新太さんらしい絵本です。


※小学校1年生の国語の教科書掲載作品です。


☆ブログランキングに参加しています☆
ポチッと応援していただけると現在のランキング結果が表示されます。いつもありがとうございますm(__)m

08:04 ・ち【長新太】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『くんちゃんはあきらめないもん』 / つちだのぶこ

2007/08/22
「あきらめないもん!」
くんちゃんはあきらめないもん
くんちゃんはあきらめないもんつちだ のぶこ

偕成社 2001-02
売り上げランキング : 974137

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
でこちゃん (わたしのえほん) どれにしようかな (学研おはなし絵本)


くんちゃんは、動物が飼いたくて飼いたくて仕方がありません。けれど、お父さんはくんちゃんを全然相手にしてくれなくて・・・悔しくなった、くんちゃん。そして、

「あきらめないもん!」

くんちゃんは思い付くままにあらゆる手段で動物を飼いたいと主張しまくります。さて、くんちゃんは動物を飼うことが出来るでしょうか?くんちゃんの子供らしい発想に、思わず笑ってしまいます。誰でも一度はお父さんやお母さんとこんなやり取りをしたことがあるのでは?大人には懐かしく、子どもには共感できる内容になっていると思います。

結局は、くんちゃんがお父さんにうまく丸め込まれた感じになってしまいますが、それはそれで子どもには楽しみだったりしますよね。子どもの心理をうまく表現してるな~と感心してしまいました。

それから、ところどころに「でこちゃん」も密かに登場していて、作者の遊び心満載です。子どもにとっては、ストーリー以外にそういう楽しみがあると絵本も飽きませんよね。 是非「でこちゃん」を読んだ後にこの絵本を読んでみることをオススメします。




☆ブログランキングに参加しています☆
ポチッと応援していただけると現在のランキング結果が表示されます。いつもありがとうございますm(__)m

08:00 ・つ【つちだのぶこ】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『きんじょのきんぎょ』 / 内田麟太郎

2007/08/14
絵本をたくさん書かれている、内田麟太郎さんの詩集になります。

きんじょのきんぎょ―内田麟太郎詩集 (詩の風景)
きんじょのきんぎょ―内田麟太郎詩集 (詩の風景)内田 麟太郎 長野 ヒデ子

理論社 2006-09
売り上げランキング : 815717

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ご本人様のHP内にある掲示板でこの詩集の存在を知り、図書館で借りて読んでみました。個人的に、絵本から離れた意外性のある内容の詩を期待していたのですが、表紙の絵を見て(これは、違うぞ?)と直感(笑)中を見て、正直、ガックリしてしまいました。でもね、これでこそが内田麟太郎さんの世界だなという作品ばかりでした。

詩集を読んでいるのに、なぜか絵本を読んでいるような感覚がして、きっと絵本と同じような感覚で詩を書かれたのかなと推測されます。全作品に挿し絵があるのも、絵本のような感覚を彷彿させる要因なのかも。言葉遊び、語呂合わせのリズムでの作品が多く、大人より子どもウケするだろうな、という印象を強く受けました。

個人的に気に入った作品は、「冬の校庭」「なりたいな」ですね。でも、どの作品も大人が作ったとは思えないんですよね。きっと子どもの感性で作られたのでしょう。子ども心丸出しの、内田麟太郎さんらしい詩集でした!


※小学3年生国語の教科書(三省堂)紹介作品です。


☆ブログランキングに参加しています。
 お?と思いましたら、ポチッとお願いします。 いつもありがとう!



07:19 ・【その他の著者】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『リアル鬼ごっこ』 / 山田悠介

2007/08/06
西暦3000年。王様が治めるこの国は人口が約1億人、そして「佐藤」という
苗字を持つ人口は500万人を超えていた。 ある日、王様は自分の苗字が
「佐藤」であることに対して「佐藤と名乗るのは自分だけでいい!」と怒り、
「鬼ごっこのようにゲーム感覚で全国の佐藤を捕まえ、抹殺する」という
恐るべき計画を提案する。

「佐藤探知ゴーグル」なる特殊な機器を用いて「佐藤」姓の人間を探索する鬼達。
「佐藤」は、捕まったら最後、秘密の収容所に連れて行かれ、眠るように殺されてしまうのだ。
果たして佐藤翼はこの地獄の様な1週間から逃げることができるのだろうか…。


リアル鬼ごっこ
リアル鬼ごっこ山田 悠介

文芸社 2001-11
売り上げランキング : 386384

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
復讐したい (幻冬舎文庫) ライヴ (角川文庫) パズル (角川文庫) あそこの席 (幻冬舎文庫) 親指さがし


この作品は、山田悠介のデビュー作になります。2001年に文芸社より刊行、2004年に幻冬舎文庫から文庫版(改訂版)が、幻冬舎コミックスからは漫画版が刊行されました。幻冬舎文庫版は、徹底した校訂が行われ、ファミリーレストランでの食事シーンがカットされているらしいです。なんと今年、映画公開予定だとか。

私は知らなかったのですが、この作品はいろいろと作品の内容以外の部分で話題になったようです。例えば、時代背景が西暦3000年なのに、現代の日本とほとんど変わっていない、主語と述語が対応しないなどの文法的な誤り箇所が多いなど。「小説の体を成していない」「まるで中学生の作文」などと酷評されることもあるとか。

そういわれてみれば、確かに読んでいて違和感のある言い回しとかあるなとは思ったのですが、そういうことだったのかな、っていう程度です。意味は通じてるし(笑)当時の著者は全くと言って良いほど本を読んでいなかったらしいので、逆にそういう人が本を出版するまでにこぎ着けたというのは、すごいことだと思います。著者の年齢も若いですし、日常会話で使うような言葉だけで構成されたレアな作品なのかもしれませんね。異様に読みやすくて、速読しなくても2日もあれば読破できます。

結末は、あっけないというかなんていうか。著者がかなりゲームの影響を受けているのかなという印象を受けるストーリー展開、そしてラストになっています。ストーリー的には、今までにない視点からの作品ではないかと思います。良くも悪くも、この作品が注目される理由がわかったような気がします。


☆ブログランキングに参加しています。
 お?と思いましたら、ポチッとお願いします。 いつもありがとう!





↓続きの記事で、関連商品を紹介しています^^
>>続きを読む・・・
08:41 ・や【山田悠介】 | コメント(0) | トラックバック(0)
 | HOME |