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『山男の四月』 / 宮沢賢治

2013/12/05
山男の四月 (ミキハウスの宮沢賢治絵本)
山男の四月 (ミキハウスの宮沢賢治絵本)宮沢 賢治 飯野 和好

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日常的にはありえないような摩訶不思議な出来事が起こるのですが、あんな姿になってからの山男の行動や言動のなかに思わず笑えるような場面ややりとりがあったりして、奇妙でありながらも楽しい展開になっています。

結末はまさかのオチになっていますが、結末を知ったからこそこのお話のタイトルに納得でもありました。四月ってそういう季節ですもんね(笑)宮沢賢治の独特な世界に引き込まれ、楽しく読めました。 飯野和好さんの絵も、作品の内容にとても合っていました。




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『銀河鉄道の夜』 / 宮沢賢治

2013/12/03
銀河鉄道の夜 (宮沢賢治童話傑作選)
銀河鉄道の夜 (宮沢賢治童話傑作選)宮沢 賢治 田原 田鶴子

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「銀河鉄道の夜」は、いろんな出版社から本が出版されていますが、私のイメージと一番近い表紙絵の、こちらの本を選んでみました。この作品は、以前にも読んでみようと試みたことがあったのですが、なぜか数ページで飽きてしまって読めなかったのですが、これは私のイメージを損なわない綺麗な絵だったのが良かったのか、最後まで一気に読むことが出来、こちらを選んで正解でした。

いつの間にか汽車に乗っていたジョパンニ、そしてカムパネラ。汽車で行く先々では、不思議な世界観があり、とても興味深かったです。

いろいろと賢治の作品を読んでみましたが、なぜか「死」に繋がる、もしくは「死」をイメージさせる作品が多いように思います。この作品もまた例外ではなく、宮沢賢治という人は、常に「死」というものを身近に感じながら生きた人なんだなと思いました。

銀河鉄道に乗ったこの夜は、ジョパンニにとってどんな意味があったのか。ただの「不思議な世界」だけの一言では表現しきれない、何か裏のメッセージがあるような気がしてなりません。

余談ですが、この作品は途中で原稿が抜けていたり、文字が抜けていたりして、完璧な作品ではないんですね。それでも本として出版されるぐらい、価値のある作品なんだと思います。

この本には、漢字にルビが振ってあるので、ひらがなが読めるお子さんなら読むことが出来ます。息子にも是非、読ませてみたいと思います。



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『月夜のでんしんばしら』 / 宮沢賢治

2013/09/30
9月も今日で終わりですね。マイペースにブログを更新しております。

前回の記事にも書きましたが、十五夜のお月様、皆さんはご覧になりましたか?我が家では、私が騒いだので、仕方なく主人と息子も付き合ってみてくれました(笑)夜の8時13分が満月になる時刻だとニュース番組で聞いたので、その時間に合わせて写真も撮ってみました。

十五夜の満月を見逃した方のために写真をUP。なんて優しい(笑)

20130919.jpg


当日、息子の学校で先生が「今日は十五夜ですよ~」と教えてくれるのかと思ったら、何も言わなかったそうです。なのに翌日、先生が「昨夜、満月を見た人いますか~?」と聞いてきたそう。クラスの大半が、「何それ?」という反応。ちゃんと満月を見た子は、息子を含めて4、5人しかいなかったらしい。

その話を聞いて、息子の学校ではなんて風情が無いんだ、とちょっとガッカリ。先生はともかく、親も十五夜なんてスルーしてるってことなんだな、と思った出来事でした。

さて。今日は久しぶりに絵本の紹介をしたいと思います。月の話にちなみまして、こんな絵本をご紹介します。

月夜のでんしんばしら (ミキハウスの宮沢賢治絵本)
月夜のでんしんばしら (ミキハウスの宮沢賢治絵本)宮沢 賢治 竹内 通雅

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月夜の晩の不思議なお話です。電信柱の軍隊の行進が、とてもとてもインパクトがあります。これは、宮沢賢治の想像の世界なんでしょう。走っている汽車の中から外を見れば、線路脇の電信柱が動いているように見えますので、そこからイメージを膨らませたのかも、なんて思いました。

どうして恭一が線路を歩いていたのか、そしてその後どうなったのか。そこのところが描かれていないため、最初から最後まで不思議な世界で埋め尽くされています。

とにかく、怪しい月夜の晩には、何かが起こるぞ!!という、それもまた賢治のイメージの世界なんでしょう。いろんな想像力をかき立てる、不思議な作品でした!



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『よだかの星』 / 宮沢賢治

2013/03/25
よだかの星 (ミキハウスの宮沢賢治の絵本)
よだかの星 (ミキハウスの宮沢賢治の絵本)宮沢 賢治 ささめや ゆき

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この作品のタイトルは知っていたものの、初めて読んでみました。容姿がみにくいというだけで嫌われ、名前を改名しろ!とまで強制されてしまう、可哀想な「よだか」という鳥のお話。結末はタイトルにあるように「星」になってしまうのですが・・・いや、「星になれて良かったね」と言うべきか。それぐらい、よだかの置かれているポジションは、辛いものでした。悪いことをしているわけでもないのに、どんどん追いつめられていくよだかの姿に、心を痛めずにはいられませんでした。それはまるで、いじめを黙認してしまったかのようで、読みながら心苦しさを覚えました。

今で言えば、よだかのそれは「個性」として尊重すべき部分なのだと思います。夜、活動するよだかにとってその容姿は、生きていくために必要な個性だったはず。神様からいただいた容姿、名前。それを否定する権利は、誰にもあるはずはないのに。子ども達が読んだらきっと、いじめについて深く考えてくれるきっかけになるのでは?そう感じられる内容の作品です。

余談ですが、私の田舎では、子どもが夜遅くまで起きていると、親にこう言われたものです。「よだかみたいに、いつまで起きてるの!」それから、近所の人との雑談の中で、「うちの子は、よだかで~(夜更かしの意)」なんて、日常生活で「よだか」という言葉が使われていました。(私は、岩手出身です)

子どもの時はよくわからなかったのですが、きっとこの作品を知っていたからこそ、大人たちが「よだか」という言葉をを日常生活で使っていたに違いありません。今更ながら、そのことを知り、宮沢賢治の作品が普段の生活に浸透していたことに気付き、驚いている次第です。いずれにせよ、私の心に残る作品になったことは間違いないです。よだかが、綺麗な光になれたことだけが救いでした。

※小学5年生の教科書掲載作品です。




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『注文の多い料理店』 / 宮沢賢治

2013/03/23
注文の多い料理店 (ミキハウスの絵本)
注文の多い料理店 (ミキハウスの絵本)宮沢 賢治 スズキ コージ

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宮沢賢治の作品といえば、この「注文の多い料理店」でしょう。小学生の頃、劇でこの作品をやった記憶があり、懐かしくて手に取りました。

案内役も迷子になってしまうほどの山奥で見つけた西洋料理店で食事をすることにした2人の紳士。おいしい食事にありつけると思いきや、思いがけない展開が待っています。結末がどうだったのか忘れていたので、新たな気持ちでどきどきしながら読み進めることが出来ました。「注文の多い料理店」というタイトル通り、いろんな注文が出されるんですよね。子どもに読み聞かせながら読んだのですが、時々、独特な言い回しに混乱しながらも話の展開が気になる様子で、最後まで見入ってくれました。

この作品の面白いところは、結末を知ってからもう一度読んでみると、同じ言葉でも違う意味で捉えることが出来る点ではないでしょうか。例えば、「料理はもうすぐできます。すぐ食べられます。」という一文。紳士の立場と料理店側の立場では、全く意味が違ってくるわけで。何度も何度も読んで楽しめるスゴイ作品だと思います。そして、スズキコージさんの絵が、この作品にあまりにもピッタリで、とてもインパクトある作品でした。

※中学1年生の教科書掲載作品です。




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『ツェねずみ』 / 宮沢賢治

2013/03/21
ツェねずみ (ミキハウスの宮沢賢治絵本)
ツェねずみ (ミキハウスの宮沢賢治絵本)宮沢 賢治 石井 聖岳

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「ツェ」という名前のねずみのお話です。「ツェ」だなんて、変な名前だなと思ったのですが、なるほど、このねずみの名前って、物事がうまくいかなかった時などについついやってしまう舌打ちの音「ちぇっ」からとったんだなということが、読み終えるとわかります。「ちぇっ」を宮沢賢治が表現すると「ツェ」になるんでしょうね。

とにかく、このツェねずみの性格が悪いことにはびっくりさせられます。自分に起こった悪いことや嫌なことは、全部誰かのせいにするんです。そんなヤツの行く末は・・・ある意味、期待通りの結末になっています。「まどうて下さい、まどうて下さい」が口癖のツェねずみでしたが、さすがに最後はこの口癖は出ませんでしたね。

ねずみが、柱やバケツと普通に会話しているシーンでは、なぜか違和感を感じずにすんなりと受け入れることが出来ました。、小さな生き物たちは、もしかしたらそうやって物とだって会話を交わしているのかもしれないという発想や想像は、きっと宮沢賢治の世界観なんだろうなと思います。

結末が気になる終わり方ですので、「その後」の続きを考えてみたら面白いかもしれません。そういう余韻を残した終わり方もまた良かったです。




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『気のいい火山弾』 / 宮沢 賢治

2013/02/19
先日は、ロシアに隕石が落下したというニュースを知り、大変驚きました。負傷者の方々には申し訳ないのですが、ほんと日本じゃなくて良かった・・・と正直、思ってしまいました。あんなのが突然、光りながら空からすっ飛んでくるのを見たら、すぐに隕石だとはわかりませんよね。映画「トランス・フォーマー」を観たことのある人だったら、「ディセプティコン!?」って思っちゃうかも(あんな感じで、地球にやってきます)。死者が出なかったのが奇跡ですね。

詳しい情報によると、隕石は爆発したわけではなく、摩擦によって光りながら割れただけで、被害が大きかった主な原因としては、音速で落ちてきた隕石の前方の空気が押し出される「衝撃波」によって、ガラスが割れたり、建物が壊れたりといった被害が出たらしいですね。私が見たテレビ番組のコメンテーターの人が、「要は、空気の津波ですね」と言っていて、なるほど!わかりやすい例えだ!と頷いてしまいました。

日本でも、小さい隕石はいくつか落下していて、民家の屋根を突き破ったりしているとのこと。誰が悪いわけでもないですし、自然災害のひとつでしょうから、防御しようが無いですし、こういうことが現代に於いても起こりうるのだと思うと、ちょっと怖いですよね。

さて!今回は、隕石ではないですが、こんな石の出てくる絵本をご紹介したいと思います

ベゴ石の表情にご注目

気のいい火山弾 (ミキハウスの宮沢賢治絵本)
気のいい火山弾 (ミキハウスの宮沢賢治絵本)宮沢 賢治 田中 清代

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「ベゴ石」と呼ばれている、たちの良い黒い石が主人公。いっぺんも怒らないので、周りの石や蚊にまでからかわれて・・・でも、この「ベゴ石」の表情を見ていると、なぜか怒りの気持ちなんて沸いてこないんですよね。そして、ベゴ石の話す言葉は実に穏やかで、とても心の広い印象を受けました。

そんなベゴ石だからでしょう、からかわれている場面でも、楽しい雰囲気で読み進めることが出来ました。とにかく、このベゴ石の表情がとっても良いんです。全体を通してみても、ストーリーと絵がとてもマッチしていて素晴らしく、自然に絵本の世界へ入っていくことが出来ました。

ずっと目を閉じていたベゴ石でしたが、この絵本で唯一、うっすらと目を開けるシーンがあります。見開き2ページに描かれたその場面に、思わず見入ってしまいました。

「私共は、みんな、自分でできることをしなければなりません。」

自分に置かれた境遇を、ただただひっそりと受け入れ続けたベゴ石。別れの言葉の中で、からかわれ続けたその場所を「明るい楽しいところ」と表現していたのにはドキッとしました。もしかしたら本当は、その場所にいた方が良かったのではないか?例え、ずっとからかわれ続けたとしても?そう考えると複雑な心境になりました。このことは、きっとベゴ石にとって、ハッピーエンドなんだと思いたい。きっと連れて行かれた先でも新たな出会いがあるはずだから。

久しぶりに息子に読み聞かせながら読んだのですが、ところどころ、からかいのシーンや、苔がむしり取られる場面で笑ったりしながら聞いていました。

実は最初、「え~、宮沢賢治の本?」と言っていた息子でしたが、読み終えてみると、「他の本はないの?」とどうやら宮沢賢治の世界に引き込まれ始めたようです。私自身も宮沢賢治の作品をじっくり読んだのは初めてでしたので、とても新鮮な感覚でした。是非、蔵書にしたい好きな作品です



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