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『八郎』 / 斉藤隆介

2016/09/11
我が家の蔵書です

八郎 (日本傑作絵本シリーズ)
八郎 (日本傑作絵本シリーズ)斎藤 隆介 滝平 二郎

福音館書店 1967-11-01
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とっても大きい山男、八郎のお話。

すでに大きい体なのに、もっともっと大きくなりたくて仕方がなかった八郎。後半、八郎自身がいつも思っていた、「どうして自分が今まで大きくなりたかったか」という疑問に自らの答えを出すのですが、そのシーンは本当に壮絶な、頼もしくも悲しい、複雑な思いに駆られました。なぜ八郎でなければならなかったのでしょう?けれど、きっと八郎にしかできなかったこと。それが、これだったのでしょう。

自己犠牲優しさ。そして八郎から感じる、大きな悠久の愛

たくさんの小鳥たちが、八郎の頭(髪の毛)に巣を作って住んでいるのですが、「ぴちぴち、ちいちい、ちゅくちゅく、かっこー」という鳴き声が何度も出てきて、同じ鳴き声のはずなのに、シーンによって嬉しそうに聞こえたり、悲しそうに聞こえたり・・・

「八郎」よりも先に「三コ」を読んでいたこともあり、もしかして、あの男わらしこは、三コのこと!?と、息子と二人で大騒ぎしてしまいました。三コが八郎を尊敬して真似たということを考えると、きっとそうですよね?

当時、絵本離れしていた息子が、また絵本を読むきっかけとなった作品。私にとっては、いろいろと心に残る作品となりました。


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08:00 ・さ【斉藤隆介】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『ひばりの矢』 / 斉藤隆介

2016/08/12
ひばりの矢 (創作絵本40)
ひばりの矢 (創作絵本40)斎藤 隆介 滝平 二郎

岩崎書店 1985-11-30
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絵本を開くと、最初に麦の絵が目に飛び込んできます。「麦は、ひばりが天から射込んだ矢」なんだそうです。どうしてひばりが矢を射るのか?それは、黒雲が関係していました。

踏まれても踏まれても伸びる、強い麦。麦には、ひばりの強い意志が宿っているのかもしれません。麦の穂が矢羽のような形をしている理由、なんだか納得でした。

この絵本では、ひばりは鳥ではなく「人間の姿」で描写されています。黒雲おやじを倒そうと、一番最初に名乗りを上げた一郎次。誰もやらなかったことを最初にやろうと決意し行動する姿は、「半日村」の一平を思い出させました。

余談ですが、ひばりは漢字で「雲雀」と書くんですね。「むかし、ひばりの巣は天にあった。」という一文があるのですが、きっと雲に巣を作っていたんだろうな、と想像させてくれました。

斎藤隆介さんの作品にはいつも「勇気」「優しさ」「愛情」「自己犠牲」といったテーマが盛り込まれており、読むたびにそういったパワーをいただいているような、気がします。



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『かみなりむすめ』 / 斎藤隆介

2013/06/26
このごろは、不安定なお天気が続いてますね。昨日の東京は、洗濯日和~と思っていたら、遠くから激しい雨音が。慌ててベランダから外を見ると、うちから200~300メートルぐらいしか離れていない場所が大雨で、水溜りができるほどに降っていました。

急いで洗濯物を取り込んだ数分後。うちのマンションも大雨になりました。ちょうど雨雲の境目を見たようです。貴重な体験でした!地域によっては雷雨だったとか?ということで、今日はこんな絵本をチョイスしてみました。

かみなりむすめ (岩崎創作絵本)
かみなりむすめ (岩崎創作絵本)斎藤 隆介 滝平 二郎

岩崎書店 1988-07-15
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ソメコとオニ (岩崎創作絵本) 半日村 (創作絵本 36) ふき (えほん・ハートランド) 八郎 (日本傑作絵本シリーズ) 花さき山 (ものがたり絵本20)


手遊びのセッセッセが好きな、かみなりむすめ「おシカ」のお話です。雲の上から村の女の子達が遊んでいるのを見て覚えたセッセッセ。村の子たちと、セッセッセをして遊ぶのがおシカの願い。でもカミナリの子は、下界の子と遊ぶことは出来ないんですね。そこで、おシカがとった行動とは?とにかく、おシカが純粋でかわいらしいです。セッセッセがしたい。ただそれだけが、おシカを突き動かします。

そして、下界で出会った茂助とのやりとりがまたかわいらしい。心優しい茂助は、おシカとセッセッセをしてくれるのですが、その優しさは、おシカにも伝わっているんですよね。

茂助とおシカが一緒にいられた時間はわずかでしたが、おシカのおとうもおかあも、厳しいながら優しさが感じられ、優しい気持ちが溢れる一冊に仕上がっていると思います。滝平二郎さんの絵も作品にピッタリでした。



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08:48 ・さ【斉藤隆介】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『ソメコとオニ』 / 斉藤隆介

2013/02/03
今日は、節分ですね。ということで、オニにちなんだ絵本をご紹介したいと思います。

意外な展開!です!
ソメコとオニ (岩崎創作絵本)
ソメコとオニ (岩崎創作絵本)斎藤 隆介 滝平 二郎

岩崎書店 1987-07-30
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八郎 (日本傑作絵本シリーズ) かみなりむすめ (岩崎創作絵本) 花さき山 (ものがたり絵本20) 半日村 (創作絵本 36) 火の鳥 (創作絵本37)


毎日退屈していたソメコのお話です。みんな忙しいみたいで、遊び相手がいないのです。そんなソメコの気持ちを利用し、まんまとソメコをさらってしまったオニ。ソメコ、大ピンチ!!どうなるの!?と思いきや。意外や意外。意外な展開へと話は転がります。

とにかく、ソメコの「遊びたい!!」という気持ちが溢れています。ソメコの「遊びたいパワー」に、笑うしかありません(笑)天真爛漫?おてんば?いままで遊びたいのを我慢していたソメコが、一気に爆発した感じでしょうか。

オニが書いた、ソメコのおとう宛ての手紙がまた笑えます(笑)怖いという印象の強いオニですが、この絵本ではなんとも情けない、笑える存在に描かれているところが、おもしろいと思います。





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『半日村』 /斎藤隆介

2012/05/23
「初めの一歩」の大切さ

半日村 (創作絵本 36)
半日村 (創作絵本 36)斎藤 隆介 滝平 二郎

岩崎書店 1980-09-25
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八郎 (日本傑作絵本シリーズ) 花さき山 (ものがたり絵本20) 三コ (日本傑作絵本シリーズ) かみなりむすめ (岩崎創作絵本) ソメコとオニ (岩崎創作絵本)


1日のうち、半日しか日が当たらない村のお話です。お日様がなかなか顔を出せないほどの高い山があるのです。

読んでみて思ったのは、とにかく、一平の行動力が素晴らしい。動かせやしない、高い山。その高い山をどうするか?一平は、その山を湖に埋めることを思い立つのです。

きっと、村の誰もが思いつかなかったこと。
きっと、村の誰もがやろうとしなかったこと。


それを1人で考え、思い付き、たった1人で行動に移した一平。人と違うことを始めようとすると、決まって笑われるものですが、一平はそれにも屈せず、黙々と行動し続けるのです。次第に、一平と同じ行動をする村人が増えてきて・・・

初めの一歩。一平の小さな一歩が、この村を1日村へと変える大きな一歩となったことは言うまでもありません。一平の行動力に、ただただ拍手です。村に朝日が差し込むシーンは感動ものです。




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08:30 ・さ【斉藤隆介】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『モチモチの木』 /斎藤隆介

2012/05/19
今日は、こんな絵本をご紹介します。

モチモチの木 (創作絵本6)
モチモチの木 (創作絵本6)斎藤 隆介 滝平 二郎

岩崎書店 1971-11-21
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花さき山 (ものがたり絵本20) 八郎 (日本傑作絵本シリーズ) 半日村 (創作絵本 36) スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ) ごんぎつね (日本の童話名作選)


私にとってはとても懐かしい一冊です。子どもの頃、私の家にはこの絵本があり、何度も手に取って読みました。内容を理解していたわけではないと思いますが、とても心惹かれるものがあったのは確かだと思います。息子が小学中学年の時、国語の教科書にこの「モチモチの木」を見つけ、ぶわ~っ!!と一気に子どもの頃の感覚が甦ったような気がしました。

そんな私の気持ちを知らないはずの息子は、教科書に載っているこの作品をなぜかとても気に入り、1人で読んでいる姿を何度も見かけました。この作品には、子どもの心を惹き付けてしまう何かがあるように思います。

気が弱い息子のことですから、臆病な豆太に自分の姿を重ねていたのかも知れません。臆病な豆太だけれど、いざとなったら勇気を出せるってこと、じさまもモチモチの木もきっと知っていたんですね。

「じぶんで じぶんを よわむしだなんて おもうな。」
「にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっと やるもんだ。」


息子もきっと、知らないうちにこの絵本から勇気をもらっていたに違いありません。心に残る、とても大好きな作品の1つです。




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08:30 ・さ【斉藤隆介】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『花さき山』 /斎藤 隆介

2012/05/14
さて。久しぶりに読んだ絵本の紹介です(笑)我が家の蔵書です

花さき山 (ものがたり絵本20)
花さき山 (ものがたり絵本20)斎藤 隆介 滝平 二郎

岩崎書店 1969-12-30
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モチモチの木 (創作絵本6) 八郎 (日本傑作絵本シリーズ) 半日村 (創作絵本 36) 三コ (日本傑作絵本シリーズ) ソメコとオニ (岩崎創作絵本)


「おどろくんでない。」

上記の、山ンば(誤変換ではないです)のセリフから始まるストーリー、滝平二郎さんの独特の描画とともに、そこから一気に絵本の世界へと引き込まれた気がします。

道に迷ってしまい、偶然「花さき山」へとたどり着いた、あや。花さき山に咲く花が、どうしてこんなに奇麗に咲いているのか、山ンばが教えてくれるのですが、これがとても素敵なエピソードで、心に強く響いてきます。

あやが二度と出会うことが出来なかった山ンばと花さき山。こんな山が、こんな花が、本当に全世界に溢れますように!作者の思いが絵本を通じてとても強く伝わってきました。

個人的に、東北地方出身の私としては、山ンばの独特な東北訛りがとても心地よかったです。怖くない山ンばが、この絵本の中にはいました。子供でも大人でも、この一冊からきっと感じるもの・通じるものがあると信じています。とにかく、感動しました。



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