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『そらをとんだたまごやき』/落合恵子

2017/09/13
そらをとんだたまごやき (おはなし広場)
そらをとんだたまごやき (おはなし広場)落合 恵子 和田 誠

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「そんなにたくさん 
たまごをわって どうする!」

読み始めてすぐ、
このお父さんのこの発言に
プッと吹きだしてしまいました。

子どものようなお父さん。
そして、
まるで卵の扱いを知り尽くしたような
めぐちゃんの立ち振る舞い。

この二人のやりとりだけでも
新鮮で楽しいのですが、
思いがけず、
大きな卵焼きが参加してきます。

「たいていのたまごは とりにならずに 
たべられちゃうからね」

とは、大きな卵焼きの言葉。
鳥に成長すれば空を飛べるけれど、
卵焼きになっては空を飛べない。

まさか、この絵本で食べられるという
運命を背負った卵の気持ちを
知ることになろうとは。

絵本の中の卵焼きは、
幸運にも空を飛ぶことが出来、
卵焼きにもなることが出来ました。

でも、

飛ぶチャンスのないまま、
卵焼きとして食べられてしまう卵が
ほとんどなわけで。。。
卵に対しての見方が変わりそうです。

思わぬ展開に
最後までしっかりと読んじゃいました。



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14:33 ・ユニークな展開の絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)

『うまれかわったヘラジカさん』/ニコラス・オールドランド

2017/09/04
うまれかわったヘラジカさん (人生を希望に変えるニコラスの絵本)
うまれかわったヘラジカさん (人生を希望に変えるニコラスの絵本)ニコラス・オールドランド 落合恵子

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濡れるのが嫌い、
強い風が嫌い、
寒いのが嫌い。

だから、
いろんな経験をしたことがない
ヘラジカさん。

「ぼくって ほんとに 
このままで いいのかなあ」

ふと思ったそういう気持ちが、
ヘラジカさんの心にとても大きな
気持ちの変化をもたらします。

気持ちが変わると、
行動まで変わるんですよね。

1つずつ小さな壁を越えて、
いろんな経験をしていく様子は、
読みながら
応援せずにいられませんでした。

自分を変えるためには、
自分自身が行動を起こさなくては。

「なんにも わからないなら 
なんでも やってみよう」

そういうヘラジカさんの思い、
それは読者の背中をも
押してくれているような気がします。

子どもに限らず、
大人が読んでも勇気をもらえそうな
素敵な一冊です。


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11:09 ・心に響く・考えさせられる絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)

『へび のみこんだ なに のみこんだ?』 / ツペラ ツペラ

2017/08/01
へびのみこんだ なにのみこんだ?
へびのみこんだ なにのみこんだ?tupera tupera

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なにやら、
暗闇からやってきた
怖そうな表情のへび。

いろんな理由から、
「あるもの」を
飲み込んでしまうのですが、
「なに のみこんだ?」
というお決まりのフレーズ、

そして、
飲み込んだらしきモノが、
ヘビのお腹の中に
丸ごと入ってる!!という
そのインパクトは半端ないです。

何を飲み込んだんだろう?と
ヘビのお腹の形から想像するのが
とても楽しいです。
まるでクイズ感覚です。

そして次のページで
レントゲンみたいにお腹の中が
見えちゃうところが
変な光景で見入ってしまいました。

単純な展開ではありますが、
飲み込むモノがだんだん
巨大化していくところは、
大人の想像の域を超えていて、
おもしろかったです。

大人目線で冷静に見ると、
ちょっと怖いですよね(笑)

背景に余計な絵や色を使わずに
白一色にしたところが、
ヘビの黒い色を強調すると共に、
ヘビやヘビが飲み込んだモノだけに
読者を集中させてくれます。
とてもミステリアスで良かったと思います。

幼児向け絵本とはいえ、
低学年のお子さんぐらいまで
楽しませてくれる素敵な一冊です。


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15:50 ・乳幼児向けの絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)

『いろいろ ばあ』 / 新井洋行

2017/07/13
いろいろ ばあ
いろいろ ばあ新井 洋行

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赤・青・黄色の絵の具くんたち。
「いないいないばあ!」の
「いろいろバージョン」ですね。

「いないいないばあ」のリズムで
読んでいくと良いと思います。

チューブの中に隠れて
「いろいろ・・・」というところは、
次のページの前フリになっていて、
ページをめくった時の楽しみが
倍増されていて感心しました。

後半、色同士が混ざり合い、
きれいな色を生み出すところは、
これぞ絵の具のマジック!
といったところでしょうか。

この絵本を読むと
実際に絵の具で遊びたくなります。
素敵な一冊だと思います。


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11:36 ・乳幼児向けの絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)

『つみき』/中川ひろたか

2017/05/28
つみき (はじめての絵本たいむ)
つみき (はじめての絵本たいむ)中川 ひろたか 平田 利之

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シンプルな色使い、そして
積み木を1つずつ積み上げていく、
というシンプルな展開、
単純明快で楽しい作品です。

ページをめくる度に少しずつ
積み木が積み上がっていく様は、
まるでパラパラ漫画のようです。

最後にはテントウ虫が飛んできて・・・・

積み木達の表情も、
とても楽しいので注目です。
ひとつ、ふたつ、みっつ・・・という
数え方の勉強にもなりますね。

色使いがシンプルなだけに、
気が散らずに積み木だけに
注目できるのが良いなと思いました。

何度も読み聞かせたい、
素敵な一冊だと思います。



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08:00 ・乳幼児向けの絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)

『もこ もこもこ』/谷川俊太郎

2017/05/25
もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)
もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)谷川 俊太郎 元永 定正

文研出版 1977-04-25
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タイトルからして、
なんだか不思議な印象。

「もこ もこ もこ」かと想ったら、
「もこ もこもこ」なんですね(笑)

「もこもこ」「ぱちん」「ふんわ」
などといった、
短い擬音のみでの構成。
不思議ワールド炸裂!
といった感じです。

しかも、描かれているモノが
これといって特定できない、
得体の知れないものなので、
想像で読み進めるしかありません。

絵からの情報のみで
想像力を膨らませて
読む絵本なので、
描かれているものの答えが
1つではないところが魅力なのかな。
故に、
好き嫌いがはっきり別れる
絵本ではないかと思います。

長新太さんの作品かと思ったら、
谷川俊太郎さんの作品と知り、
びっくりしました。

簡単に見えて、
なかなか奥が深い一冊です。


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08:00 ・ユニークな展開の絵本 | コメント(0) | トラックバック(0)

『ひとあし ひとあし』/レオ・レオニ

2017/05/22
ひとあしひとあし―なんでもはかれるしゃくとりむしのはなし
ひとあしひとあし―なんでもはかれるしゃくとりむしのはなしレオ・レオニ 谷川 俊太郎

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かしこいシャクトリ虫のお話。

腹ぺこのこまどりに
食べられそうになった時、
こまどりのしっぽを計って
その場を凌いだのをきっかけに、
いろんな鳥を
計ることになってしまった、
シャクトリ虫。

ある朝出会った鳥に、

「私の歌を計ってごらん。
でないと食べちゃうよ。」

と言われ、
知恵をひねるのですが・・・・。

歌を計る??
どうやって??

ところが、このシャクトリ虫が
とても賢いんです。

思わず、「そういうことか!」と
膝を叩いてしまいました。

まるで、一休さんのとんち比べ?
でもこういう意表をついた展開って、
とても楽しいです。

この賢いシャクトリ虫、
きっと生き延びて
立派な大人(蛾)になったに
違いありません。


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08:00 ・レ【レオ・レオニ】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『マックマウスさん』/レオ・レオニ

2017/05/19
マックマウスさん
マックマウスさんレオ・レオニ 谷川俊太郎

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結末から言えば、
ハッピーエンドのお話なのですが、
理解しがたいことがちらほら・・・

まちねずみのティモシーの姿が、
ある日突然変わってしまいます。

それは、ティモシー自身にも
理解できないことだったようで。

もしかしたら、
子どもから大人へと
成長したってことなのかな?

のねずみと一緒に暮らすには、
「のねずみめんきょ」を
取得しなくてはならないとのことで、
テストを受けることになったティモシー。

いやその前に、
彼は自分から名乗らなかったので、
のねずみのスピニーから、
「マックマウス」という新しい名前を
付けられていたのですが、
この辺から誰が誰だか混乱してきて、
絵を頼りに読み進めました。

スピニーとティモシーの冒険が
高く評価され、
どうやらのねずみと一緒に
過ごせることになったティモシー。

でも、
ベリーはダメ、体力もないティモシー。
これで良かったねと言えるのかな?と
ちょっと不安になりました。

ピンチを乗り越えた知恵が
高く評価されたということなので、
何か1つでも取り柄があれば、
大丈夫だよということなのでしょうか。

個人的には、腑に落ちない展開。
ただ、2足歩行ののねずみたちは、
とてもかわいかったです。


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08:00 ・レ【レオ・レオニ】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『コーネリアス』/レオ・レオニ

2017/05/16
コーネリアス―たってあるいた わにの はなし
コーネリアス―たってあるいた わにの はなしレオ=レオニ 谷川 俊太郎

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立って歩くことが出来るワニ、
コーネリアスのお話。

ワニらしからぬワニ、
コーネリアス。

立てるという
自分だけの特権を活かし、
遠くを眺めたり、
上から魚を見たり。

仲間のワニに
そのことを言っても、
「へえ それで?」
と相手にしてくれません。

仲間に相手にされなくても
落ち込まずに新しいことに
挑戦してしまう好奇心が
旺盛なコーネリアスの姿、
すごく良いです。

一見、無関心に思えた
コーネリアスの仲間たち。
きっと内心は
羨ましかったんでしょうね。

最後のシーンは微笑ましくて、
コーネリアスもきっと
喜んだんだろうなって思います。

でも、
ワニが逆立ちできたとして、
なんの得があるのでしょう?
そういう疑問は
きっと野暮でしょうね(笑)

好奇心こそ、進化の前触れ!
前向きなコーネリアスの姿が、
仲間の心をも動かしたのでしょう。

周りの出来ないことを
率先してやってしまう
コーネリアスに幸あれ!


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08:00 ・レ【レオ・レオニ】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『びっくりたまご』/レオ・レオニ

2017/05/13
びっくりたまご―3びきのかえるとへんなにわとりのはなし
びっくりたまご―3びきのかえるとへんなにわとりのはなしレオ=レオニ 谷川 俊太郎

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色んな意味で「びっくり」な
ストーリー展開でした。

まずは、2足歩行のカエル!
斬新です(笑)

そして、
好奇心旺盛なカエルのジェシカが
持ってきた物を
「にわとりのたまご」だと
言い切るマリリン。

ところが、
卵から生まれてきたものは!?

「きゃ~!ワニだったのね!」
という展開なのかと思ったら、

「おもった とおりよ! にわとりよ!」
「にわとり なのね!」
と叫ぶカエルたち。

えええ~!?
間違いに気付いてない!?

どうやら、
知ったかぶりのカエルさん達。
意外な展開に笑わせてもらいました。

最終的に「にわとり」は、
母さんワニのところへ
帰されるのですが、
その後のカエル達の
やりとりも最高でした。

「聞くは一時の恥、
聞かぬは一生の恥」

ということわざがありますが、
知らないこと、わからないことを
素直に口にせず、
知ったかぶりで
乗り切ろうとしたことが、
そもそもの勘違いの
始まりだったのでしょう。

知ったかぶりは
恥をかくということを
おもしろおかしく表現した
素敵な一冊だと思います。


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