01月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728≫03月

『NO.6(ナンバーシックス) ♯3』 / あさのあつこ

2016/02/23
No.6〔ナンバーシックス〕 #3 (YA!ENTERTAINMENT)
No.6〔ナンバーシックス〕 #3 (YA!ENTERTAINMENT)あさの あつこ 影山 徹

講談社 2004-10-08
売り上げランキング : 445774


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


聖都市「NO.6」を追われ、西ブロックでの生活を始めた紫苑。「他人のことを気にしていたら生きていけない場所」にいながら、「同じ人間」という意識を変えられずにいる紫苑は、周りから見れば、とても危うい生き方をしていました。紫苑の考え方が、今までもそしてたぶんこれからも随所で危険に巻き込まれるきっかけにもなっているのですが、殺伐としたストーリーの中、紫苑の発する言葉が唯一、読者側の感覚に近いということもあり、ホッとさせられる部分でもあるように思います。

火藍からのメッセージを受け取ったネズミは、一度ゲートをくぐったら生きて戻ったものはいないといわれる矯正施設へ潜り込むことを決意します。自分のため?紫苑のため?矯正施設の新たな情報を知れば知るほど、それは困難極まりないことであり、どうするんだろう?どうなるんだろう?とドキドキさせられる展開が続きます。

一方、聖都市「NO.6」内で暮らす、紫苑の母・火藍。公園で危ういところを楊眠(ようみん)と名乗る男性に助けられるのですが、楊眠もまた、NO.6に家族を奪われた過去を持ち、火藍と同じ気持ちを抱いているのでした。ストーリーを読み進むごとに、「あんなこともするんだ」「こんなこともするんだ」とNO.6の異常なまでの管理体制が際立ってきて、恐ろしく感じてきます。

そして、紫苑が力河と訪れた古着屋で、偶然にも見つけた幼馴染み・沙布のコート。「これをどこで手に入れたんですか!」ついに紫苑が知ることとなった、沙布が治安局に連行されたという事実。紫苑は、沙布の救出へ向かうのか!?次巻も楽しみです^^

KIMG1398 (2)



☆ブログランキングに参加しています。  ポチッと応援よろしくお願いします。

10:58 ・あ【あさのあつこ】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『NO.6(ナンバーシックス) ♯2』 / あさのあつこ

2016/02/13
NO.6〔ナンバーシックス〕#2 (YA! ENTERTAINMENT)
NO.6〔ナンバーシックス〕#2 (YA! ENTERTAINMENT)あさの あつこ 影山 徹

講談社 2004-02-10
売り上げランキング : 357208


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



2017年、「西ブロック」。理想都市「NO.6」を追われ、逃亡中の身となった16歳の紫苑。はじめて目にする外の世界、そして現実。ぼくは今までいったい何を知っていたんだろう?何を見ていたんだろう?ネズミと暮らし始め、紫苑は少しずつ西ブロックで生きていくための術を知っていくのだった。近未来サバイバル小説、待望の第2弾。 

実は、あさのあつこさんの作品を読むのはこのシリーズが初めてなのですが、YA(ヤングアダルト)向けのシリーズ作品なだけあって、かなり読みやすいです。天然な(純粋な?)心を持った紫苑と冷淡な中にも時折見せる優しさを持つネズミ、考え方・感じ方、あらゆることが対極しているかのような2人の共同生活ですが、2人ともどこかでお互いに惹かれあっている、そんな印象を受けました。NO.6へ残してきた母・火藍(からん)のことが気になる紫苑。その火藍とは、ネズミ(小動物の方)を通して手紙のやり取りが行われるようになるのですが、その手紙を通じて、ある出来事が知らされます。果たしてこのことを紫苑にも知らせるべきか?というところで3巻へ続く(笑)

西ブロックの過酷な生活ぶりが描かれているので、そこがどんな場所なのかおぼろげにイメージできるのですが、NO.6のおこぼれで生活が成り立っている廃墟・スラム街であることは間違いないようです。紫苑にとっては新たな人物との出会いがあったり、仕事も得るなど、少しずつ西ブロックでの生活に馴染んでいくにつれ、少しずつ意識が変わりつつある紫苑の様子が見られます。そしてネズミもまた然り。。。

続きが気になる展開!第3巻も楽しみに読んでいきたいと思います。

KIMG1397.jpg



☆ブログランキングに参加しています。  ポチッと応援よろしくお願いします。

12:30 ・あ【あさのあつこ】 | コメント(0) | トラックバック(0)

『NO.6(ナンバーシックス) ♯1』 / あさのあつこ

2016/02/10
NO.6♯1 (講談社文庫)
NO.6♯1 (講談社文庫)あさの あつこ

講談社 2006-10-14
売り上げランキング : 113510


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「図書館よりレンタル中」のカテゴリーで何度か紹介していた本です!私が読もうと思って借りていたのですが、いつの間にか私より先に息子が読破するという事態に(読み始めたら止まらなくなったらしい)。全9巻で完結しますが、「NO.6 beyond」という外伝もあります。現在、マイペースに読み進めていますが、全巻読み終えてからレビューを書くとなるとなかなか大変な作業なので(いつもそれで挫折)、今回からは1冊読み終えるたびに記事もUPしていきたいと思います。

本のタイトルになっている「NO.6」とは、あらゆることが管理しつくされた理想都市の名称。ストーリーは、暗闇の中にいるネズミの姿から始まります。「ネズミ」とは少年の仮名。どこからか逃げてきたらしいネズミは、偶然、台風の日に部屋の窓を開けていた紫苑と出会います。

本来であれば通報すべき不法侵入者であるネズミが怪我を負っていたため、介抱してやる紫苑。しかし、そのことが治安局に露見してしまい、犯人の隠匿と逃亡の幇助の罪でNO.6のエリート居住区『クロノス』から準市民の居住地『ロストタウン』へと追いやられるはめに。

4年後、ネズミを助けたことで特待生ではなくなった紫苑は巨大な森林公園の公園管理事務所で働いていました。そんなある日、公園内で変死体を見つけます。翌日、紫苑の同僚も紫苑の目の前で似たような謎の変死を遂げてしまう。その際、その死体を食い破って這い出てくる一匹の「ハチ」の姿を紫苑は目撃します。変死体に関わったとして奇怪な変死事件の犯人として治安局に連行されそうになった紫苑ですが、かつてのネズミに助け出され、NO.6のスラム街・西ブロックへ逃れます。西ブロックでの生活や人々の出会いを通じ、紫苑は理想都市NO.6の裏側に隠された恐ろしい真実を知っていくことに・・・。

第1巻では、紫苑とネズミの出会い、そして謎の変死体がポイントとなるかと思います。そして、その死体を食い破って這い出てきた一匹の「ハチ」。そのハチが、一体何なのか?何を意味するのか?謎を残したまま、第2巻へ続く(笑)

住人は不平不満もなく、いつも皆が幸せであり、苦しんで亡くなる者もいないという前提の理想都市「NO.6」。あらゆるものがシステム制御され、ロボットと人間が共存している世界は、あらゆる不快から取り除かれ、一見、とても恵まれた環境のようでありながら逆に不自然な異様な空間でもあり、近未来を予言しているような世界が描かれています。

この本はいろいろと工夫されていて、挿絵には写真が使われているんですね。なので、本の中の世界とリアルな世界との繋がっている感がUPしています。小説などの一文や台詞の引用が度々出てくるのですが、文字のフォントが使い分けられているので一目瞭然です。が、かなり癖のあるフォントなので、正直、読みにくさはかなりありますが。

それにしてもネズミという人物、本心を表に出さない性分らしく、何者かがイマイチはっきりしないのですが、紫苑同様、ストーリーのキーマンであることは間違いないですね。後が気になる終わり方。是非続きを読んでいきたいと思います。

KIMG1396.jpg



☆ブログランキングに参加しています。  ポチッと応援よろしくお願いします。



16:01 ・あ【あさのあつこ】 | コメント(0) | トラックバック(0)
 | HOME |