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『はじめての夜 二度目の夜 最後の夜』 / 村上龍

2010/11/25
以前読んだ本の感想になります。

はじめての夜 二度目の夜 最後の夜 (集英社文庫)
はじめての夜 二度目の夜 最後の夜 (集英社文庫)村上 龍

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簡単に言うと、主人公である作家(ヤザキ)と中学時代の同級生(アオキミチコ)が、食事をしながら思い出話をしているだけなのですが、この ”中学時代の同級生”というのがポイント。 20年ぶりに再会した2人が、中学時代の他愛ない思い出を語り合います。まるでお互いの記憶を確認するかのように。

実は、彼女はヤザキの初恋の相手だったりするわけですが(予想通り?)、蘇る記憶の数々は、現在のヤザキを象徴しており、彼の”特別な中学時代”がそこにあるわけです。

決してスッキリした終わり方ではないのだけど、彼らの会話の端々に出てくるヤザキの記憶と、20年を経た現在の会話が上手く縫い合わせてあり、アオキミチコの呼びかけでヤザキの記憶の中から自分自身も現実に連れ戻されるような感覚があり、「おぉ~、村上龍ワールドだぁ~」なんて、勝手に思ってしまいました。

結局、アオキミチコがヤザキに話したかったことって何だったんだろう? そして、ヤザキの記憶の中に残るヨシムラの存在(彼のキャラは強烈である)、読み終えてなお、気になるところが多い作品でした。この本が風変わりに感じたのは、目次が全てレストランのメニューになっているところ。彼らの思い起こす記憶がその料理へのスパイスとなり、読み手に文字だけで味を伝えてしまう手法は、スゴイです。

TOTAL的に、盛り上がりに欠けたのが残念!


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08:00 ・む【村上龍】 | コメント(0) | トラックバック(0)
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