本の紹介 『リアル鬼ごっこ』

今回紹介する本はこちら!

4835525795リアル鬼ごっこ
山田 悠介

文芸社 2001-11
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( 著者 )山田悠介
(出版社)文芸社

(あらすじ・感想)

西暦3000年。王様が治めるこの国は人口が約1億人、そして「佐藤」という
苗字を持つ人口は500万人を超えていた。 ある日、王様は自分の苗字が
「佐藤」であることに対して「佐藤と名乗るのは自分だけでいい!」と怒り、
「鬼ごっこのようにゲーム感覚で全国の佐藤を捕まえ、抹殺する」という
恐るべき計画を提案する。

「佐藤探知ゴーグル」なる特殊な機器を用いて「佐藤」姓の人間を探索する鬼達。
「佐藤」は、捕まったら最後、秘密の収容所に連れて行かれ、眠るように殺されてしまうのだ。
果たして佐藤翼はこの地獄の様な1週間から逃げることができるのだろうか…。

−−−−−

この作品は、山田悠介のデビュー作になります。
2001年に文芸社より刊行、2004年に幻冬舎文庫から文庫版(改訂版)が、
幻冬舎コミックスからは漫画版が刊行されました。
幻冬舎文庫版は、徹底した校訂が行われ、ファミリーレストランでの食事シーンが
削られているらしいです。なんと今年、映画公開予定だとか。

私は知らなかったのですが、この作品はいろいろと作品の内容以外の部分で
話題になったようです。
例えば、時代背景が西暦3000年なのに、現代の日本とほとんど変わっていない、
主語と述語が対応しないなどの文法的な誤り箇所が多いなど。
「小説の体を成していない」「まるで中学生の作文」などと酷評されることもあるとか。

そういわれてみれば、確かに読んでいて違和感のある言い回しとかあるなとは
思ったのですが、そういうことだったのかな、っていう程度です。
意味は通じてるし(笑)
当時の著者は全くと言って良いほど本を読んでいなかったらしいので、
逆にそういう人が本を出版するまでにこぎ着けたというのは、すごいことだと思います。
著者の年齢も若いですし、日常会話で使うような言葉だけで構成された
レアな作品なのかもしれませんね。
異様に読みやすくて、速読しなくても2日もあれば読破できます。

結末は、あっけないというかなんていうか。
著者がかなりゲームの影響を受けているのかなという印象を受けるストーリー展開、
そしてラストになっています。
ストーリー的には、今までにない視点からの作品ではないかと思います。
良くも悪くも、この作品が注目される理由がわかったような気がします。


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本の紹介 『@ベイビーメール』

今回紹介する本はこちら!

4835558936@ベイビーメール
山田 悠介

文芸社 2003-03
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(著者) 山田悠介
(出版社) 文芸社 / 角川ホラー文庫

(ストーリー・感想)

−−*−−*−−*−−*−−

奇妙な女性の死体が立て続けに発見された。
遺体のそばには、なぜか切り取ったへその緒だけが残されていた。
彼女たちは皆、送信者不明のメールを受け取った一ヶ月後に殺され、
しかも、していないはずの妊娠をしていたという。
そして雅斗の恋人、朱美にも死のメールが届いてしまう。

彼女の死まで残された時間は一ヶ月!!
メールにこめられた呪いは解けるのか。

−−*−−*−−*−−*−−

実は私、密かに村上幸平さんのファンでして、以前、村上幸平さんのHP
「@ベイビーメール」の映画で主演した、という記事を読んでいて、
検索したところ、山田悠介作品だということで、原作を読んでみたいなと
ずっと思っていたのですが、今の今まで忘れていて、やっと今回読んでみました。

もともとは、文芸社より単行本が出版されたみたいですが、私が読んだのは、
文庫化された方ですね。読み比べてはいないですが、内容的には変わらないと思います。(たぶん)

内容的にはかなり読みやすいです。無理しなくても2,3日で読めます。
途中から、「リング」「らせん」とダブりそうなストーリー展開ではありますが、
携帯メールが謎をはらんでいるという辺りは、少しだけ現代っぽいかな?
少しずつ謎が解明していくあたりは、なかなか読み応えあります。
最後の最後、その後が一番気になる!!っていう終わり方がうまいな〜と思いました。

映画の予告編動画は、こちらのHPでご覧になれます。
村上幸平がかっこいいですヨ


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