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『ひとあし ひとあし』/レオ・レオニ

2017/05/22
ひとあしひとあし―なんでもはかれるしゃくとりむしのはなし
ひとあしひとあし―なんでもはかれるしゃくとりむしのはなしレオ・レオニ 谷川 俊太郎

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かしこい、シャクトリ虫のお話。

腹ぺこのこまどりに食べられそうになった時に、こまどりのしっぽを計ってその場を凌いだのをきっかけに、いろんな鳥を計ることになってしまった、シャクトリ虫。ある朝出会った鳥に、「私の歌を計ってごらん。でないと食べちゃうよ。」と言われ、知恵をひねるのですが・・・・。

歌を計る??どうやって??ところが、このシャクトリ虫がとても賢いんですよね。思わず、「なるほど!そういうことか!」と膝を叩いてしまいました。まるで、一休さんのとんち比べにも似た展開。でも、こういう意表をついた展開って、とても楽しいですね。

この賢いシャクトリ虫は、きっと生き延びて立派な大人(蛾)になったことでしょう!


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『マックマウスさん』/レオ・レオニ

2017/05/19
マックマウスさん
マックマウスさんレオ・レオニ 谷川俊太郎

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結末から言えば、ハッピーエンドのお話なのですが、理解しがたいことがちらほら・・・

まちねずみのティモシーの姿が、ある日突然変わってしまいます。それは、ティモシー自身にも理解できないことだったようで。もしかしたら、子どもから大人へと成長したってことなのかな?

のねずみと一緒に暮らすには、「のねずみめんきょ」を取得しなくてはならないとのことで、テストを受けることになったティモシー。いやその前に、彼は自分から名前を名乗らなかったので、のねずみのスピニーから、「マックマウス」という新しい名前を付けられていたのですが、この辺から、誰が誰だか、名前が混乱してきて、絵を頼りになんとか読み進めた感じでした。

スピニーとティモシーの冒険が高く評価され、どうやらのねずみと一緒に過ごせることになったティモシー。でも、ベリーはダメ、体力もないティモシーは、やっていけるのかな?これで良かったねと言えるのかな?とちょっと不安になりました。

ピンチを乗り越えた知恵が高く評価されたということなのでしょうから、何か1つでも取り柄があれば、大丈夫だよということなのでしょうか。個人的には、腑に落ちない展開でした。ただ、2足歩行ののねずみたちは、とてもかわいかったです。


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『コーネリアス』/レオ・レオニ

2017/05/16
コーネリアス―たってあるいた わにの はなし
コーネリアス―たってあるいた わにの はなしレオ=レオニ 谷川 俊太郎

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立って歩くことの出来るワニ、コーネリアスのお話。

ワニらしからぬワニの、コーネリアス。立てるという自分だけの特権を活かし、遠くを眺めたり、上から魚を見たり。仲間のワニにそのことを言っても、「へえ それで?」と相手にしてくれません。仲間に相手にされなくても落ち込まない、次々と新しいことに挑戦してしまう、好奇心が旺盛なコーネリアスの姿、すごく良いです。

無関心のように見えたコーネリアスの仲間たちですが、きっと内心は羨ましかったんでしょうね。最後のシーンは微笑ましくて、コーネリアスもきっと喜んだんだろうなって思います。でも、ワニが逆立ちできたとして、なんの得があるのでしょう?きっと、そういう疑問は野暮なんでしょうね(笑)

好奇心こそ、進化の前触れ!前向きなコーネリアスの態度が、仲間の心をも動かしたのかなと思います。周りの出来ないことを率先してやってしまうコーネリアスに幸あれ!


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『びっくりたまご』/レオ・レオニ

2017/05/13
びっくりたまご―3びきのかえるとへんなにわとりのはなし
びっくりたまご―3びきのかえるとへんなにわとりのはなしレオ=レオニ 谷川 俊太郎

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色んな意味で「びっくり」なストーリー展開でした。

まずは、2足歩行のカエルにビックリ!斬新です(笑)そして、好奇心旺盛なカエルのジェシカが持ってきた物を「にわとりのたまご」だと言い切るマリリン。ところが、卵から生まれてきたものは、ワニ!?「きゃ~!にわとりじゃなくて、ワニだったのね!」という展開なのかと思ったら、「おもった とおりよ! にわとりよ!」「にわとり なのね!」と叫ぶカエルたち。えええ~!?間違いに気付いてない!?

どうやら、知ったかぶりのカエルさん達。意外な展開に笑わせてもらいました。最終的に「にわとり」は、母さんワニのところへ帰されるのですが、その後のカエル達のやりとりも最高でした。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざがありますが、知らないこと、わからないことを素直に口にせず、知ったかぶりで乗り切ろうとしたことが、そもそもの勘違いの始まりだったのでしょう。それともこのカエルさん達、意外とプライドが高いのかしら?知ったかぶりは恥をかくということをおもしろおかしく表現した素敵な一冊だと思います。


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『フレデリック』/レオ・レオニ

2017/05/10
フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし
フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなしレオ・レオニ 谷川 俊太郎

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寒い冬に向けてせっせと働く野ねずみたち。ところが、フレデリックだけは働いていないようです。

「おひさまの ひかりを あつめているんだ。」
「いろを あつめてるのさ。」
「ことばを あつめてるんだ。」

とは、フレデリックの主張。これって、働かなくて済むための口実なのでは?もしかして、 「ありとキリギリス」のような話の展開なのかと思ったのですが、最後は意外な展開で、どんでん返しとなりました。目に見えないことだけに、すぐには理解してもらえないけれど、フレデリックにはフレデリックなりの、冬へ向けた仕事をしていたんですね。

サブタイトルに「ちょっと かわった のねずみの はなし」とあります。学校生活や社会生活のような集団生活に於いては、とかく周りに合わせること、周りと共存することが良しとされています。ですから、フレデリックのような個人プレーは、きっとタブーとされることが多いと思います。けれど、このお話では敢えて、フレデリックの主張を誰もとがめることが無く、そのまま受け入れてくれたおかげで、フレデリックの隠れた才能が開花したんじゃないか、そんな気がします。

「ちょっと かわっていること」は、決して悪いことばかりでは無いんです。それはきっと、何かの才能のサインかもしれません。出る杭は打つのではなく、伸ばしてやろう!そう思わせてくれる、素敵な作品です。



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